息子が選んだ進路
1月いっぱいまでクラブチームでサッカーを続けた息子と共に模索し続けた我が家なりの『文武両道』。
年が明けてからの模試偏差値の荒波にのまれながらも、2月から始まった約1ヵ月間受験勉強専念期は、平日4時間・休日8時間学習とある程度のモチベーションを保って頑張ってくれました。
結果は、合格者平均偏差値65の公立高校に見事合格!
いやー、偉そうにブログで色々なことを書いておいて、結果が出たことに私もホッと胸をなでおろしております。
不合格なら即時ブログ消滅もあり得ました(笑)
◎完全にイメージ通りの作戦勝ちと幸運な入試本番
今年度、我が地域の公立高校入試は試験内容が難化しました。
平均点やボーダーラインも昨年度よりも格段に下がり、成績上位陣でも崩れた受験生がたくさんいた難しい入試だったようです。
息子も高得点とはいえない点数で、いつのまにか他の受験生が崩れていったというほうが正しいかもしれません。
合格発表後、得点開示(公立高校入試の得点は聞きにいかないと教えてもらえません)をした結果、自己採点よりもプラスの結果になり、合格ボーダーラインを余裕で超えていました。(もうひとつ上の公立高校でも十分なくらい)
合格の要因としては
・社会でほぼ満点(難易度は普通)
・超難化した理科でもある程度の点数ゲット
・英語が伸びなかった分、苦手の国語でラッキー高得点
・数学の序盤で難問が出たが、息子はそこを即座に飛ばして進めた(笑)
全ての教科で上手くいったわけではありませんが、ラスト2ヵ月の集中学習で社会・理科の得点が崩れないことには、本人も自信を持っていました。
難易度が上がれば、その教科は全員が難しいと考えるものです。
英数国の中で難易度が上がったり、傾向が急に変わった内容になった場合、やはり社理の完成度が結果を左右します。
失敗する教科が必ず1つはあるという前提で受験計画を組み立てていったことが、合格を勝ち取れたひとつの要因だったように思います。
◎最後まで迷った進学先
文武両道を進めている中での、我が家の一貫した方針。
それは『最終的な進学先は自分で決めてよい』ということ。
実際にギリギリまで迷っていた息子ですが、選んだのは公立高校進学でした。
息子が受験したのは公立高校を含む3校。
ひとつは、万一の受験トラブル時に進学先として、ある程度納得できると思われる私立A高校(サッカー部県ベスト8程度)。
そして、もう一つの私立高校は、当初から親子で入学をイメージしていた私立B高校(サッカー部県ベスト4クラス)。
学力的な偏差値は共に60前後(部活入部可能な特進クラス)であり、なおかつB高校には既にサッカー特待をいただいておりました。(私立学力試験結果によっては公立合否判定後に進学先決定してもよいという寛容な特待)
B高校には練習参加も既に数回経験し、良い設備環境(人工芝グラウンド2面・クラブハウス等)も相まって本人も進学先として、具体的に憧れを抱きつつイメージしていたでしょう。
要は公立高校に不合格だったとしてもなんの問題もなかったわけです(笑)
学校の友人たちは、公立高校が不合格だった場合、あくまでも滑り止めという不本意な私立高校に進学しなければならないというプレッシャーが常につきまとい、安全なランクまで志望校を下げている者も大勢おりました。
どうせ頑張るなら合格したいという気持ちとプライドだけで頑張っていた息子は、かなり異質な存在だったといえます。
進学先を公立高校に決めた理由には、ここ数年は劣勢を強いられていますが、過去にはサッカー部が全国に出場したこともあるという、ある程度のサッカー伝統校(偏差値の高いサッカー選手たちが多く集まる)だったことも大きく、さらには大学進学率や進学先、学校行事や学校生活の楽しさ等を総合的に判断したようです。
クラブチームの指導者からも、進学先の公立高校に市内の有力クラブからも多くの選手が受験するという情報(指導者繋がりのお話)を聞いていたのも、決断を後押ししたのかもしれません。
プロサッカー選手になるという困難な夢は語りませんが、高校サッカーは楽しむだけではなく、勝つこともあきらめていないと力強く語っています。
◎目標を達成してくれた息子に感謝
成績上位者のほとんどが当たり前のように中1から塾に通う中、サッカークラブに中学生活の主軸を置いた息子がこの結果を出すことには、私の周りの大人たちも懐疑的でした。
結果を出した今だから自慢しますが、実際に息子と同じことをやれと言われても、同じ結果を出せる中学生はそう多くはないでしょう。
クラブの指導者からも、ギリギリまでサッカーを続けて、偏差値の高い公立高校に挑み、なおかつ合格した選手は今までいなかったと労ってもらったようです。
小学校卒業時、既にある程度レベルの高いスポーツ選手に育ってくれていたことも大きな要因ですし、家庭環境(うちは裕福ではありませんが)や友達・指導者に恵まれたことも幸運でした。
高校サッカーを軸にして進学先を絞った点が息子には大きなプラス要因として働いたことも間違いありません。
このレベルの偏差値までなら塾に頼らなくても、早めにスポーツを引退しなくても、なんとかなるという無茶な持論を証明してくれた息子に感謝したいし、誇りに思います。
親子で臨んだ高校受験はここで終了。
ここからはさらに多くのことを自分で考え、判断し、チャレンジしていかなければ成長していかないでしょう。
息子も自分の成し遂げた結果にプライドを持っているでしょうし、これからも本当の意味での文武両道の精神を持って、最高に楽しい高校生活を送ってくれることを願っています。
息子よ!よく頑張った!
ではこの辺で(^^)/