塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

中学生スポーツと勉強の両立の掟

文武両道の掟

小学生時代にひたすらサッカーをして過ごし、中学でもそのままの勢いでサッカーを続けているご家庭が中学1年の夏くらいに高確率で思うことは『ここまで両立できないと思わなかった・・・』だと思われます。

現在中学3年生でジュニアユースクラブでサッカーでもソコソコ、勉強でもソコソコという見事に微妙な文武両道を実践する我が息子ですが、ここまでになるのも難しい近年の中学生スポーツ事情や受験事情を勝ち抜くための掟をここに記すものなり。

 

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※画像は心意気を表すイメージで本文とは無関係

 

掟其の一  両立とは時間配分である

スポーツや部活と学業との両立は時間管理が全てと言っても過言ではありません。

両立を目指す多くの子供たちが『忙しくてなかなか勉強する時間が取れない』と感じていると思いますが、それは時間がないわけではなく、時間の使い方がまだ下手なだけです

部活でもクラブチームでもスポーツをしていると、体力的にもきついし、平日にまとまった時間は取れないと感じるのはなぜでしょうか?

時間がないという子に限って、練習の無い平日はまるでプロ選手の休養日のような感覚でゆったり休んでいる、又は遊んでいるはずです。

週3回サッカーで、週2回塾行ってるから時間がない?

週3回もサッカーという遊びを夜遅くまで楽しくやっているのだから、その塾に行く2日間は家でも限界まで勉強しましょう。(という理論を我が家では押し付けてます)

また、どんなに忙しくても休日や季節休暇に、まったく時間が取れない中学生などいないはず。

たとえ、どんなに遠征や大会が重なっても必ず勉強する時間はあります

平日にこなすのが難しいなら、人の3倍くらい休日に頑張るしかないのです。

よく、時間が取れないから授業に集中しよう!という意見の人がいると思いますが、授業を真面目に聞くのは当たりまえで、さらに上の集中を望むのは中学初期は難しいですし、なにより確認のしようがありません(笑)

 

季節長期休暇中に後れを取り戻す気がないなら、両立は無理なのであきらめましょう。

練習への移動中は何をしていますか?

練習出発前の20~30分程度ではなにもできないと思っていませんか?

その時間も他の人と平等な大事な時間なので是非有効に使う習慣を身に付けよう。

 

 

掟其の二 両立とは塾に通うことにあらず

塾の有用性は理解しているつもりですが、厳しい部活や夜に練習のあるクラブチームの場合はひとまず塾に頼らずに学習をスタートするべきではないか思います。

小学校高学年から既に難関高校を目指してるご家庭以外は、学校の授業と宿題・学校のワークに絞って確実にこなしてみる。

もし、中学初期でこれができるならすでに両立が可能なお子さんと言えるでしょう。

しっかりこなしているのに平均以下の成績に甘んじているご家庭が塾について検討すればよいのです(授業をちゃんと聞いていない可能性大ですが)。

本来は『スポーツと勉強』の両立のはずが、いつのまにか『スポーツと塾の両立になってしまっているご家庭があまりにも多い。

中学スタートを塾ありきで考えるのは危険だと私は思います。

なぜなら、それで成果があがらない場合、次の一手を考え、実行することが非常に難しくなるからです。

『まわりのみんなが行ってるから塾に行く』はスタートから黄色信号です。

 

 

掟其の三 両立の種は小学生時代に蒔くべし

中学生になって、最初の定期テストの結果を見て『現実』に気づきだすご家庭も少なくないと思いますが、この段階になると挽回するのは相当な労力を使います。

基礎的な読解力や漢字能力があるのか。

分数を軸とした計算力は身についているか。

こういった基礎力は、本来、塾に頼らずとも学校と家庭学習で十分身に付けることができます。

小学校高学年の算数でつまづいているお子さんに中学以降の両立は非常に難しい

小学生時代からスポーツを熱心にやっているお子さん(ご家庭)も多いと思いますが、勉強とスポーツの両立は是非小学生時代から身に付けさせてください。

小学校の夏休み・冬休み期間も、学校の宿題とは別の課題を与えて『毎日勉強する』習慣を崩してはいけません。

この時期から塾に通っているお子さんも多いと思いますが、『塾に行っている=しっかり勉強している』とは限らないので逆に要注意です。

 

 

 

掟其の四 両立とはなにかを捨てることである

上で、勉強する時間は必ずあるはずだということを書きましたが、それは個人的な遊び時間やスマホをいじる時間を排除することでようやく作り出せる時間です。

両立とはやりたいことを全てやることではありません。

今の自分にとって必要なこと、本当にやりたいことと絶対にやらなければいけないことに全力で臨むこと。

スポーツや自分の好きなことで一流になりたかったり、上を目指すためには犠牲になるものが必ず出てきます

でも、その犠牲にするものが学業であっては絶対にいけません

特に中学生は義務教育である以上、どうあがいても勉強から逃げることは不可能なのだから。

勉強とスポーツ以外で他に優先したいもの(遊びやスマホ)があるのなら、スポーツはキッパリあきらめましょう。 

君には最初からクラブチームで頑張るなど無理な話だったということです。

 

 

 

掟其の五 両立できる選手は強いものなり

必ず部活やチームには高いレベルで両立している子供がいるものですが、そういうお子さんは同時にどうやったら選手として成長できるか・上手くなれるかを考える脳が育ってきてるお子さんです。

現代社会では、一部の芸術家や音楽家などのアーティストを除き、プロスポーツ選手であっても社会的な知識を身に付け、言葉の使い方を学び、人との付き合い方を学び、一般常識を知らなければ思い通りに生きてはいけません。

むしろ、現代スポーツ選手にこそ、知識とバランス能力は必要になってきているのではないでしょうか。

ピッチ外の行動や言動で身を滅ぼすプロスポーツ選手は大勢いますよね。

特にサッカーは、『頭が良くないと上手くならないスポーツ』です。

同時に二つ以上のことができない選手、例えばどんなにトラップが上手くても、その前後に顔を上げ、首を振り、周りの状況を見ることのできない選手は間違いなく成長しません。

『選択肢を持て!』

ジュニア時代からサッカーの練習ではよく言われる言葉ではないですか?

自分の考えで両立できない子供に、自分で考えないと上手くならないサッカーというスポーツは向いていません。

様々な情報や知識、言葉を学んで高校・大学でも活躍できるプレイヤーを目指しましょう。

 

 

 掟其の六 両立に親の介入を恐れるべからず

現代では『子供は放っておいても育つ』は通用しなくなってきております。

昔とは環境が変わり、親の代わりに育ててくれる他人が減り過ぎました。

代わりに育ってきてるのがスマホを始めとした、人と接しなくても情報を得ることができる環境。

人間性を育てるのはやはり人間でしかないので、やはり現代の子供の育成の90%は親の役割だと言っていいはずです。

スポーツ界でも、勝手に一流選手になった人物は少なくなってきており、イチロー選手・久保建英選手・井上尚哉選手など、現代の一流選手は必ず親の『一貫した哲学』によって生まれているのをご存知ですか?

格闘技の世界とサッカーの世界と勉強の世界では、もちろんやり方は異なりますが、親も勉強し、しっかりセルフコントロールしながらの教育が必要な世の中なのは間違いありません。

私の他の記事でも、『小学生時代で70%決まる』と書いてますが、是非小学生時代からしっかり親が関わって両立に向けた『人間性』を育成してください。

勉強を教えることは学校や塾でもできますが、子供を育てることができるのは家庭だけです。

 

 

では、このへんで(^^)/