新型コロナウィルスで学校と子供たちはどうなる?
2月から始まった日本での新型コロナウィルス騒動ですが、ますます長期化の様相を呈してきましたね。
経済の停滞はもはや深刻で、今後多くの企業が倒産し、半年後には失業者であふれかえることになるのは間違いないでしょう。
テレビの中だけの話ではなく、きっと身近なところでもそういう影響が目に見えて増えてくると思われます。
では、子供たちの学力や学校生活は今後どうなっていくのか。
さて、教育者でも医者でも政治家でもない私が、勝手に語ります(笑)
◎学校休校・再開に関する個人的見解
2月末の全国的な休校から1ヵ月半、さらに感染の蔓延によりあらためて学校再開の是非が問われています。
我が地域では、結構な感染者が出ておりますが、爆発的に増えていないことから学校が再開し、新高校1年&新中学1年がいる我が家にも、少しづつ日常が戻ってくると思われます。
とは言っても、日本全国で感染拡大が進んでいる地域もあり、いつまた一斉休校という事態になる可能性も常にあると思い、感染防止に気を付けながら過ごしております。
この学校休校・再開は地域によって賛否両論あるでしょうが、大多数のご家庭では子供の感染を心配し、休校を望む声が多いのかもしれませんね。
少数派かもしれませんが、感染者が拡大していない限りは、毎日多少の新規感染者が確認されたとしても学校は再開すべきだというのが私の個人的な意見です。
不愉快に感じる方も多いかもしれませんが、以下がその理由です。
感染者がゼロになるまで待ってたら年内は無理
感染が落ち着くまで休校を希望している家庭も多いかもしれませんが、落ち着くってどのレベルを想定して語っているのでしょうか?
日々の感染者が2人とかの地域でも心配する声が上がっているのですから、新規感染者が1週間ゼロ?
具体的な再開イメージをお持ちなのか聞いてみたいですね。
私の予想では、感染者がゼロになることは年内はありえないでしょう。
いえ、今後永遠にゼロにはならないと思います。
ワクチンが開発されるまで?
ワクチン開発には、最低でも1年後~1年半かかると言われているわけですから、最低でも来年の新年度4月まで休校ということになりますね。
休校を望む家庭はそこまでの覚悟を持って声を上げているのか甚だ疑問です。
命さえあればやり直せる!とか言う人がいますが、この年代の1年間の学力停滞は今後の人生に大きく影響するはずです。
1年間の休校となれば、家庭内での問題や運動不足による体力低下、共働き世帯の家計崩壊、様々な問題が大爆発しているはずです。
そもそもそこまでのリスクを冒して休校する意味がない
確かに国内でも10代以下の若年層の感染報告が散見され、海外に目を向けると子供の死亡例の報道も目にします。
しかし、日本での少年少女の死亡例は何例でしょうか?(現時点でゼロ)
子供のインフルエンザや他の細菌性肺炎での死亡例と比較されての検証ができているのでしょうか?
そもそも、コロナウィルスはそこまで恐れる病気なのか?
医療体制や医療保険制度が未熟な他国の情報をそのまま鵜呑みにしてもしかたありませんよ。
・1年間に肺炎で亡くなる人=約100000人(270人/日)
・1年間にインフルエンザで亡くなる人=約3000人
・1日に減っている日本の人口=約1500人
・新型コロナ死亡者数(4/6まで)
クルーズ船11人+感染確認97人=108人
20歳以下の死亡率は0.03%とも言われています。
10000人の小中高生が感染したとしても、亡くなってしまうのは3人という計算。
休校の必要性を説くなら、むしろ先生方への感染を心配するべきです。
子供を媒介として、感染拡大&高齢者への感染が心配という声もありますが、高齢者にとってはただの風邪だって恐怖の存在ですよ。
祖父母と同居している家庭には不愉快な意見でしょうが、その限定的なリスクを恐れて、日本全体の教育活動と経済活動を止めてることのほうがはるかに大きなリスクだと考えています。
高齢者への感染対策は各個人・各家庭・各施設・各企業で対応していくべきであり、それと子供たちの休校を結びつけるのは間違っていると思います。
むしろ、休校する社会的イメージや保護者の休職で大人たちの動きを止めるのだと言われたほうが納得がいくのですが。
日本の学校&家庭がオンライン授業に対応するのには最低半年はかかる
学校は勉強だけではなく生活や社会的活動を学ぶ場ですが、今は緊急事態、ひとまずオンライン授業を行う環境を早急に整えたら?という意見も多いと思います。
正直、このブログを見てくれているようなご家庭はすでにその受け入れ態勢はできるのかもしれませんね(笑)
しかし、想像以上にWifi環境やタブレットやPCが整備されている家庭が少ないはずで、さらにそれを現場手配し、対応しなければならない学校や教員のIT関連スキルもかなりバラつきがあり、早急に切り替えることは難しいでしょう。
そういう意味では、韓国・中国等のアジア諸国(地域差あるが)よりも日本は後進国です。
そんなことないでしょ~と思う皆さんの周りにも、プリンターを持っていて、PDFファイルや圧縮ファイルを現時点で扱える家庭がどれくらいあるでしょうか?
(高齢な)政治家や官僚の動きが遅く、なにかと平等を求める日本の社会では今回のコロナ騒動でのオンライン授業化には対応しきれないでしょう。
いずれにしても、このあたりのことは今回の騒動で加速度的に進むと思われるので、各家庭でもオンライン環境や準備について今一度考えておく必要があるでしょうね。
学校だって経済活動の一部である
ここが過度な休校を反対する一番の理由かもしれません。
ひとつ勘違いして欲しくないのは、私は現在感染急拡大している関東圏や近畿九州の大都市圏では当面の休校措置は当然だとも思っています。
そういった地域では、なにはともあれ感染拡大を抑えるのが第一目標なのですから、学力がどうとかは小さいことでしょう。
しかし、中長期的に見れば感染拡大より怖いのはやはり日本経済全体の衰退です。
休校が与える社会的イメージは大きいです。
感染者ゼロになるまで活動停止するのではなく、小康状態を保ちながら経済活動&教育活動をできる限り早期に再開しないと、コロナ死亡者よりも自殺者のほうが多くなる(今でも圧倒的に多いけど)でしょうし、経済破綻による影響は甚大なものになるはずです。
学校休校が長引けば、乳製品などを含む給食関連企業、緊急事態宣言を出されてる地域の学習塾や全国の子供関連の企業(習い事・各種スクール・スポーツクラブ)など、自粛や風評被害による倒産に追い込まれる企業や組織はすさまじい数になるでしょう。
子供たちの問題だけではなく、それに伴う経済活動を行う人たちが失業に追い込まれるのです。
国が全ての企業・組織に保障をするのは無理。
学校が始まったら再雇用?そんな簡単なわけないでしょ。
子供たちのためを思ってと休校休校と主張している人たちは、そういった職業に携わっている家庭の子供たちの事はどうでもいいんでしょうか?
命があればなんとかなる!とか子供の命と経済を天秤にかけるな!とかいう意見も目にしますが、そういった人たちは落ち込んだ経済を立て直すのに10年20年かかるという認識(覚悟)を持っているのか質問したいですね。
おそらく『そこまでにはならないでしょ~』と思っているのではないですか?
声高に守ったはずの子供が20歳になったときに、就職先すらない未来を皆さん本当に望んでいるのでしょうか。
おそらく年内には学校におけるクラスターの事例も出てくるでしょう。
子供の死亡例もでてくるかもしれません。
しかし、それでも私の考えは変わりません。
この程度の致死率のウィルスとは共存していくしかないんですよ。
※あくまでも個人の見解です
思ったより長くなってしまったので今回はこの辺で(^^)/(笑)