塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

国語読解問題で問題文を読む→設問に入るは本当に正しいのか

正解はあるのか?国語読解の解答順序

現代文読解問題を解くには、様々な解法テクニックが必要になってきます。

塾での指導や様々な教材でその学習を積んでいくことになるのですが、大前提として検討しなければならない問題があります。

国語読解問題を解く時に、問題文から先に読むのか。

それとも設問から先に読む?

いったいどちらが有効な解答方法なのでしょうか。

 

f:id:withfootball:20200214110324j:plain

 

読書経験や論理的思考で文章を読むことはもちろん大事ですが、入試問題で大きな問題になってくるのが『試験時間内に解答を終えなければならない』ということです。

記述式の解答が増えている公立高校入試問題でも、最終問題は数十文字の記述式解答が多いのですが、中間点も狙える記述式解答を時間が足りず空欄で終えるのは、あまりにももったいない。

 

◎『問題文から先に読む』は本当に正しい解答法か

多くの塾講師や、国語専門家の先生は『まず問題文の通読』という解法順序を勧めていることが多いはずです。

いわば問題文から入るのが国語読解の正攻法であり王道だということですね。

 

問題文を読んでから設問に入るメリット・理由

・まず問題文を通読することにより、全体を理解できる

・通しで読むことで集中力が途切れない

・公立高校レベルなら全体を読むのに4,5分程度しかかからない

・キーワード選択がしやすい

・答えが近くにない等のひっかけ問題に惑わされにくい

 

いいことだらけですね(笑)

 

確かに、初期の精読トレーニングや読解演習はこの方式で学習するのが、やはり正攻法だといえるでしょう。

しかし、意外とこの方式で得点を伸ばせない生徒は多いと思います。

まず、読書習慣がなく文章を読むスピードが遅く時間的なロスが大きい子供。

そして、文章を読みなれてない生徒は、全体を通読すると言っても、文字だけを目で追う読み方をする傾向が強いため、実は文章全体を読み終わっても、内容が頭には入ってきていないはずです。

 

問題文から読む正攻法に必要&有効な技術は、

・文章を読み慣れている

(目で文字を追うだけでなく、内容を理解しながら読める)

・普段から、論理的読解のトレーニングをしている

(接続詞やキーワードのマーキングによる分析)

 この2点が必要不可欠だと思われます。

 

◎設問から先に読む解答法はどうか

少数派ですが、設問から入るほうが効率的だという意見を持つ先生もいます。

この方法を勧める人の多くは時間短縮につながるというポイントに注目していますが、それ以外にもメリットはあるのでしょうか。

 

設問を読んでから問題文を読むメリット・理由

・答えを探しながら読める(〇字で書き抜け等)

・問題文を読み直す時間が短縮できる(はず)

・設問に目を通せば、キーワード・主題がだいたい読める

・設問に対するより具体的なマーキングができる

 

うん、確かに時間短縮につながりそうな感じがしますね。

しかし、当然デメリットもあるはず。

 

設問を読んでから問題文を読むデメリット

・部分的に読む(集中が途切れる)ので内容が頭に入りづらい

・設問部の近くに答えがない場合やひっかけ問題に弱い

・段落まとめ等に対する設問には対応しづらい

 

やはり、正攻法ではないだけに対応しにくいパターンもあるということですね。

出題者も受験生がひっかかりやすい罠をある程度しかけておくものですし、精読する能力よりも、答えを決めつけずに柔軟に対応する適応力が必要になってくる解法ということになりそうです。

 

◎我が家の場合

中1の読解演習時期から、我が家でも王道の『問題文を通読→設問に入る』を実践してきたようですが、中3に入り、模擬試験で長文の量と難易度が上がってきたことにより、最後まで解答できない時が徐々に増えてきました。

そんな中3の秋に、学校の国語教諭に『設問から読んでみたら?』と言われたらしく、そこから検討を重ね、そもそも塾にも行ってないんだから王道も何もあったもんじゃないか!と特殊なスタイルに変更。

 

・問題文ではなく設問から読む

・設問(1)から順に解答欄を埋めていく

・問題文は初めから飛ばさずに順に読むこと

(設問の周りだけを部分的に読むことはしない)

・ある程度マーキングはする(キーワード・重要接続語など)

・全体を読まなければ解けない問題は後回し

 

かなり異端ですが、このやり方を実践してからスピードは上がりました。

おススメはとてもできませんが、大事なことは設問を解きながらでも『問題文は文頭から順を追ってきちんと読む』ということ。

幸い、たいていの設問は文章の順を追って解答していく問題がほとんどです。

(3)とかに「(全体の)段落のまとめ方として次のア~オの中で正しいものを選べ」とかいう後回し問題がたまに出ますが(笑)

とにかく、我が家では最後まで解答を埋めることのできるスピードを優先しました。

英語長文でもこれに近いやり方をしたので、違和感なくやれるそうです。

 

◎解法に大正解はないので個性に合わせて選ぶ

 結局はその子供の個性や読解力、暗記力(頭のメモリー)、語彙力により解き方の順序はそれぞれで、基本的には正解はないのだと思います。

実際の過去問を通して、時間配分と得点のバランスを見ながら一番やりやすい方法をできるだけ早く見つけていくことになるでしょう。

ただし、小学生や中学1年生時の精読訓練をするうえでは、やはり問題文から読むという方法からスタートするべき。

いかに、1回の通読で文章の内容を深く理解できる読み方を身に付けるかが大事なポイントであり、本来、どちらから先に読むかというのは重要ではありません。

ぜひ、たくさんの本や問題文に触れ、ただ文字を目で追うのではなく、内容を精査しながら読む「精読」の力を養っていくトレーニングをしましょう。

読書が好きなのと、論理的精読はまた別な能力ですからね。

 

 

 

 

では、この辺で(^^)/