塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

オンライン授業について保護者もちょっとだけ勉強しよう

オンライン授業化の必要性

全世界的なコロナウィルスの影響で、日本でも当然のように様々な場面での『ICT化』=情報通信技術の活用が急務になってきていますね。

学校のオンライン授業や会社のテレワーク化によるWEB会議や業務形態の管理等、このデジタル後進国の日本でも、早急な対応が必要だと感じているのではないでしょうか。

教育の場では既にオンライン化を進めている機関はあるものの、やはり公立中高での普及率はかなり低いと言わざるを得ません。

先の見えないコロナ騒動で求める声が大きくなってきたこの『オンライン授業』ですが、政府や学校・先生だけに求めるものではなく、各ご家庭でも十分な知識と準備をしなければ有効な教育にはならないのではないでしょうか。

 

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◎オンライン授業のやり方はピンキリ

さて、日本全国の『感染が怖くて学校になんて行かせられないザマス』『全員が公平な教育を受けられるようにオンライン授業にしていただけないカシラ』という保護者の皆さんはオンライン授業についてどの程度の知識をお持ちですか?

私はまったく知識などありませんでした(笑)

色々と調べてみた感想としては、どこまでやるかの線引きが難しく、学力のバラつきの大きい公立の小中学校でシステムを構築するのは相当苦労するだろうなという印象。

とくに小学生にこの『オンライン授業』というのは相当にハードルが高いだろうなと。

大学や私立高校または進学塾でオンライン授業が成立するのは、同じレベルの人間(保護者も含め)の集まりであり、ある程度経済的家庭環境=IT環境が揃っているからこそではないでしょうかね。

管理が行き届かない家庭学習では学力が心配⇒だからオンライン授業という単純な発想は成り立たない可能性が高いです。

かと言って、無理だ難しいとばかり言っていても前に進めません。

コロナ騒動がなくても日本の『ICT化』は一気に加速させなければならないことも事実ですからね。

まずは行政や学校に文句ばかり言っていないで各家庭でも勉強しましょう。

 

◎まず代表的なアプリやシステムを見てみよう

できるだけ費用をかけずに『オンライン化』を図るとなると次の2つの既存アプリが代表になるかと思われますので、まずそれぞれの導入雰囲気がわかる動画を見てみましょう。

 

Google Classroom


【オンライン授業にも】Google Classroomの使い方|基礎編

 

 Zoom(ミーティング)


誰でもできる、明日からできるZOOM授業、オンライン授業について語ってみました

 

 

さあ、第一印象はいかがでしたでしょうか?

私の印象は、まずできることは相当多いんだなという印象と同時に、これを使いこなすためにはデバイスやオンライン環境などの物理的な問題は置いておくとして、教員や中学生以下の子供たちがどこまで使いこなせるかは疑問だなという相反する印象を持ちました。

私もITに関して疎いほうではないとは思っていたのですが、もし私が使いこなすとしたら、教員側なら1週間・生徒側でも24時間くらいの勉強が必要かもしれません。

ただ、こういったものは最初から上手くいくと思ったらダメで、トラブル覚悟で初めてみないとなにも始まらないのかもしれません。

いずれにしても、これは先生と生徒だけの問題ではなく、中学生以下なら保護者もしっかり学ばなければ対応は不可能だと感じました。

これを年内に全国共通で整備する。。。うーん、現実的ではないかな~。

 

◎必要だと思われる機能を抜粋

既存のアプリを使いこなせるスキルがあれば早急に対応は可能ですが、将来的にはやはり日本人には日本人に合った、なおかつどの教員でも短期間で習得できる簡素化した独自のアプリが必要だとも思います。

・朝と夕方のHRを生徒の顔を確認しながら行える

・顔を見ながらの個人面談やグループ面談が可能

・地域共通だがレベルを選択できる授業動画

・画面上選択形式でできる小テストの整備

・独自の紙ベースの課題の提出回収

とりあえずこれだけできる機能があれば対応できるんじゃないかな~。

日本のオンライン授業対応が遅れたのは、文科省が顔を見ながらの体面形式にこだわったという話も聞きますが、既存の教員に機器やアプリを使いこなしながらのライブ授業を求めるのは難しい。

学力をケアする部分とメンタルをケアする部分を明確かつ簡素化しないと、オンライン授業導入にはなかなか踏み切れないのではないでしょうか。

オンライン化を進めている世界各国でも、トラブルの連続を乗り越え試行錯誤しながら少しづつ軌道に乗せていっている経緯があるようですし、日本でも様々な問題点が噴出することは間違いありません。

最初の2週間くらいは授業どころじゃないかもしれませんね(笑)

 

◎早期にオンライン授業を実現するために

できるだけ早く日本にオンライン授業を導入するためには、先生たちの負担を軽減しながらの移行を実現しなければなりません。

私が絶対必要条件だと思うのは、スタディサプリを提供しているリクルートやBenesseなどの民間教育企業と政府または各自治体&教育委員会とが契約・提携して授業形態をサポートしてもらうこと。

そういった企業にはすでに、考え抜かれたカリキュラムと様々なレベルの授業動画があります。

まず、学力部分はそういった民間企業に頼りながら、先生は生徒のメンタルや学習進捗度合いのチェックに専念してもらうこと。

授業アプリと連絡用アプリを組み合わせて使用しても良いでしょうし、小学生のうちから学力レベル別に講座を受けてもらったり、双方向じゃなくても、勉強の様子を先生がライブでチェックすることも難しくないはずです。

逆に、相当な壁になるのが授業を受ける側の家庭のほうでしょうね。

デバイスやオンライン環境ももちろんですが、保護者のITスキル、勉強する机や部屋などの環境(バーチャル壁紙あるのでどこでも可能ですが)、先生が近くにいないぶんだけ各家庭の授業を受けるモラルも問われるでしょう。

中でも、保護者のITスキルは覚悟しておいたほうがいいと思います。

でも、教室にいてもサボる奴はサボりますし、全てを管理するのはどちらにしても無理なので、週に2日とか、給食なしで午後からだけ等の部分的にでもある程度の広範囲(県・市単位)で思い切って舵を切ってみることが必要です。

※学校単位でオンライン化してもあまり意味がありません。

必ず各方面で問題は出てくるので、最初から成果を期待しちゃいけませんよ。

 

さあ、日本でいち早くオンライン授業化に踏み切るのはどこの地域でしょうか。

 

では、この辺で(^^)/