塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

定期テスト・内申点(通知表)は良いのに、模試(学力テスト)は悪いのはなぜ?

全ては高校入試合格を良い条件で勝ち取るために

志望校決定の指標である、内申点と学力(点)。

同じ内容の試験を受ける以上は、当日の学力点は非常に公平ですが、内申点は絶対評価に移行した現在でも、基準は曖昧な場合が多く、内申点=学力という構図は成り立たない場合が多く見受けられます。

 

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◎高内申低学力はやはり厳しい

学校の定期テストや提出物・授業態度等を評価した内申点も、子供の能力を評価する上ではとても大事な要素だと思いますが、周りにもたくさんいますよね?

定期テストでは高得点を取れるのに、学力テストや模擬試験では総じて偏差値が低い生徒が。
こういったタイプの子供は、志望校を決定する時に非常に迷います。

通知表や学校の定期テストでの偏差値・学内順位が高いため、自分の実力を実際より高く見ているため、模擬試験の偏差値が低かろうが、目指すべき志望校基準をどうしても実力以上のレベルに設定してしまうからです。

実際の学力は、やはり模擬試験で判定される偏差値が重要視されるべきで、定期テストや通知表では正確な学力は計れません。

なぜこういった実力と内申点の乖離が起こるかというと、やはり通っている中学校自体のレベルの差によって、定期テストの問題レベルや先生による忖度により、内申点(=通知状)が絶対評価とはとても言えない基準で決められているからでしょう。

中学→高校→大学と推薦入学を狙って、緻密な計画を立てているご家庭は別として、結局は当日試験の実力の比重が高まる現代では、このような高内申低学力タイプはやはり不利で、選択肢は確実に狭められるでしょう。

 

◎長期的な学習計画が必要不可欠

レベルを問わず学内の定期テストで高得点が取れるということは、日々の学習・授業はきっちりと理解し、定期テストの時点では標準以上の学力を持っているはず。

なぜ、真面目に過ごしているのに模試の点数が低いのかというと、単純に模擬試験に対する対策学習をその都度サボっているから。

定期テストの2,3か月分の暗記・理解ばかりに慣れて、広い範囲の反復学習に慣れていないと、模擬試験で点が取れるわけがありません。

定期テストレベルの範囲なら一夜漬けでも高得点とれますしね。

学力テストは現時点での学力を計るテストだから勉強しないんだ!という楽しい生徒がたまにいますが、全然笑えません。

ここに早い段階から、模試を受け続ける大きな意味があるのです。

模擬試験を複数回受けながら、段階的に何度も復習していくうちにようやく長期記憶に定着し、本当の学力が身に付くのです。

また、学校の定期テストは先生が作っているテストなので、当然授業を基にして作られていますが、学力テストや模擬試験は同じ単元でも出題形式が異なるので、当然対策も異なります。

そういった学習の機会を多く作ることによって対応力という実力も上がってくるのは当然です。

高内申低学力にならないためには、定期テスト以外の試験をできるだけ多く受ける。

そして、それに対する学習をその都度、繰り返し全力でやるというのが当然の対策になるわけです。

 

◎学力の基準を自分の中学校にしない

定期テストが簡単な中学やレベルが低い地域の中学校に通っていると、どうしても相対的に内申点が上がってしまいます。

内申点が高いことは、受験に有利になるということなので、それ自体は悪いことではないのですが(むしろラッキー)、問題は、定期テストの高得点や、学年順位などで自分の実力を見誤ってしまうことです。

高校受験にライバルは、クラスメイトではなく同じ高校を受験する全生徒。

正確に自分の学力をはかるためには、できるだけ母数の大きい模擬試験を、できるだけ早く段階で受験してデータを収集しましょう。

全受験生の中での自分の偏差値(得点ではなく偏差値)、自分の学校の平均点は、全体平均点と比べてどうなのか等、様々なデータを比較することができるでしょう。

平均点が低い中学に通っている場合は、定期テストの目標点数もさらに高めに設定しましょう。

上位校を目指す生徒は400点ではなく450点、トップ校を目指す場合は450点ではなく480点!

 

◎内申美人と揶揄されないために

女性蔑視にあたると思われるので、現代では死語になっておりますが、『内申美人』という言葉が昔からありました。

顔ばかりキレイでも中身がない、内申点ばかり高くて本当の学力がないという悪い意味で使用される言葉でした。

ただ、この言葉は内申点を取れなかった不真面目な奴らのやっかみの言葉でもあったように思えます。

通知表で評価されるということは、本来真面目な性格と計画性を持ち、先生に気に入られる人間性もあり、瞬間的には学習の能力も高い生徒ということですよね。

早い段階から、すこしづつ模試対策をしていけば、評定通りの学力は必ず身に付けることができます。

 

・模擬試験をできるだけ早い段階からたくさん受ける

・模試ごとの数学、社会、理科の繰り返し復習

・国語、英語の基礎学習(漢字・英単語等)

 

高内申点は、高校受験でギリギリの勝負に競り勝つことができる重要な武器です。

良い武器を持っているからといって油断せず、高内申高学力という真の力を身に付けましょう!!

 

 

では、このへんで(^^)/