塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

中学1年2年の2学期の成績落ち込みに注意

中1、中2の2学期の学力の壁

学校の勉強にはいったいいくつの壁が存在するのでしょうか(笑)

ただ、実際に多くの生徒がこの壁により学力スピードダウンするのも本当で、ご家庭の子供がこのパターンに陥らないように密かに目を光らせておく必要があります。

主に2学期の定期テストで発覚するこの壁はなぜ存在するのでしょうか。

 

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◎中1の2学期にありがちなパターン

主に中1の1学期の定期テストでまあまあの成績をあげた生徒が陥りやすいはず。

いわゆる油断です。

1学期の定期テストは履修範囲も狭いうえに基礎的な内容も多く、難易度があまり高くならないため、比較的高得点がとりやすい時期です。

ここで500点満点の450点以上を取っている生徒はある程度安心。

9割取れているということは基礎が完璧に身に付いているからです。

潜在的に危険なのは、定期テストで350~400点前後にいる生徒です。

悪くない点数に見えますし、このくらい取れていれば一安心という感覚をお持ちになるかもしれませんが、特に対策も考えずにこのまま2学期に突入すると、まず間違いなく50点程度は下がるでしょう。

やはり、大きな理由は試験範囲の広さにあります。

中間テスト・期末テストという形で実施してくれる学校はまだ良いですが、期末テスト一発勝負の学校では、2学期のテスト範囲は1学期よりも1.5倍~2倍くらいに拡大して感じます。

しかも、部活やスポーツに馴染み中学生活が楽しくなってくる時期でもあるので、どうしても勉強以外に興味が向いてしまう時期でもありますよね。

ここで躓くと簡単に取り返せなくなりますので、楽しい中学生活は勉強ありきだということを再認識させて、しっかりとした学習習慣をこの時期までに確立させましょう。

中学に入ってスマホを与えたご家庭も多いでしょうか?

要注意ですよ!

 

 

◎中2の2学期にありがちなパターン

 中学2年生の陥りやすい壁といえば、単元難度の壁です。

この時期は英語・数学の学習内容が難しくなり始める時期で、さらに1年生の基礎がしっかりできていない生徒はこのあたりから理解が難しく、急激に苦手に感じ始める時期でもあります。

特に数学は、方程式→連立方程式・比例反比例→一次関数・平面図形→空間図形と1年生時に学習してきた内容をそのまま難易度グレードアップさせた学習内容に変化していくので、ここで知識の穴があると一気に得点が下がるはずです。

英語も同様に、1年時に習った基礎文法をもとに文法知識も細分化され始める時期ですし、覚えなければいけない英単語量も増えてきます。

もちろん1年生の時に学んだ英文法や英単語が身に付いていないと、ここからの学習理解度は一気に停滞しだすでしょう。

とにかく数学・英語の基礎が不十分な生徒はここで大きな壁にぶち当たるはず。

さらに、中2の2学期といえば、部活でも3年生の先輩方が引退し始めて主役になる時期ですから、試合出場が多くなったり、リーダーシップを取り活動量も増えてくる時期でもあります。

ある意味、まだ受験を意識しなくてもよい一番楽しい時期でもあります(笑)

楽しい中学生活を送るのは素晴らしいことですが、バランスを大きく崩すことがないよう見守ってあげてください。

 

 

ではまた(^^)/