塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

高校受験・塾なし中3受験生の冬休み学習&正月の過ごし方

高校受験の天王山を迎える心構え

 

あっというまに、冬休み&高校受験本番まで2ヵ月前後となってしまいましたが、お子さんの学習ギアは上がってきていますか?

焦るのは親ばかりで、子供自身はまだまだ余裕があると思いがちです。

このへんのモチベーションは周りの環境で学習意欲が保たれる通塾組が圧倒的に有利で、自宅学習組はそれなりの工夫や決まり事を作らないと安定したモチベーションは保てません。

 

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◎冬休みの学習の方針を決めておく

苦手な教科(単元)を潰す

トップ校や上位高校を狙うなら、本来この時期に目立つ苦手教科を放置していることはないとは思いますが、合格点から逆算してあまりにかけ離れた苦手教科がある場合は、冬休みは弱点を潰す最後のチャンスです。

苦手な教科というよりは、苦手な単元を潰すといったほうが正しいかもしれませんね。

社会・理科の暗記科目の復習が不十分なら、2月の学習計画と併せて考えながら、冬休み中も再復習を計画する必要があるでしょう。

英語のリスニング対策・英作文、数学の苦手分野等、それまで受けた模試の得点率を確認しながら冬休みの学習重視点を決めておきましょう。

受験まで2ヵ月しかありませんが、まだまだ伸びる時間はあります

 

難問にチャレンジする(過去問演習)

受験直前期はあまり難しい問題を解くというより、基本事項確認や基礎問題をしっかり解くという時期も必要ですが、冬休みはまだその時期ではありません。

自分の地域の難問の出題傾向に合わせて、積極的に挑戦していきましょう。

やたらめったら難しい問題に手を出すのではなく、あくまでも自県過去問を分析した上での難問選択をしていくことをお忘れなく。

そういった意味でも、冬休み中に自県の過去問を解く・分析するというのはこの時期までにやっておくべきことと言えます。

全ての教科を完成してから自県過去問にチャレンジするというよりは、完成度70%からは自県過去問や公立過去問を抜粋した問題集を通して、完成度を高めていくというイメージを持ちましょう。

過去問は直前まで大事に取っておくようなものではありません

できるだけ、早めに制限時間を計りながら解いてみることにより、冬休み中に強化しなければならない学習点が見えてくるはずです。

 

  

暗記系科目重点学習

冬休みはゆっくり自己学習に時間を取れる最後の期間です。

5教科の過去問演習計画と併せて、この時期を理科・社会の得点力アップ重視期間として有効活用しましょう。

ラスト2ヵ月で社会・理科は偏差値10上げることができる貴重な教科(笑)

忘れてはいけないのは、暗記教科といっても、ひたすら教科書を読んだり、要点まとめのような本を見てインプットを繰り返すのではなく、実際の公立高校過去問(問題集)を利用してアウトプットしながら暗記するのを忘れてはいけません。

感覚としては、単元ごとにインプット→その単元の問題を解く→足りない部分のインプットという流れで1日1単元しっかり仕上げていくという感じ。

問題を解きながら暗記するという感覚、社会理科の2教科は大事です!

 

 

休み明け定期テスト対策

忘れてはいけないのが、休み明けの学校定期テスト対策。

これは、いままで成績により力の入れ方が変わってくると思います。

1,2学期に十分な成績を取っているならば、3学期は80点以上程度で十分ですが、内申点が足りない&ここで90点以上取れば評定が上がる可能性のある教科がある等、それぞれの教科の目標点(必要点)を明確にして、あまり時間をかけ過ぎない方針で計画を立てます。

もちろん2学期後半~3学期の授業内容も、入試の重要単元として入ってくるので、入試対策過去問とうまく融合しさせながらの学習もできると言うことなし。

基本的には、学校の定期テスト対策として何日必要なのか、逆算しながら冬休みの学習計画を立てていくことになります。

 

◎冬休み中の生活

午前中が大事

冬休み中は、しっかり勉強時間を確保しなければならないので、午前中の使い方は重要です。

理想としては、午前中のうちに2~3時間しっかり学習して、午後以降の学習計画に余裕を持って臨める気持ち作りが大事。

午前中からしっかり学習時間を確保できていれば、午後以降に急な予定が入ったとしても、総合的な時間的ダメージは軽減できますしね。

夜中まで勉強して、昼まで寝ているというのはまだ15歳の子供には負担が大きく、脳の効率面から考えてもおススメできません。

しかも、入試本番は当然朝から始まりますしね(笑)

冬休み中も、朝8時前には起きて、9時には机に向かうなどルール決めの1つとして実践しましょう。

 

朝と夜の勉強の内容

冬休みの長期的スケジュールも大事ですが、より効果的に学習を進めるために、午前中に行う教科と午後~夜に学習する教科を明確にしておくことをメリハリも効くのでおススメです。

個人個人の『勉強のノリ』も大事なので無理強いは禁物ですが、午前中はより思考を必要とする数学を中心に。

午後からは英語。

そして、暗記する項目の多い社会・理科は午後~夜にかけて学習するようにスケジュールを組むと良いでしょう。

その時の気分で学習する教科を選んでいると、どうしても集中力や学習進度にムラができてしまうので自分で行う規則作り(時間や学習ページ数)が必要です。

特に塾に通っていない受験生は、周りにモチベーションを上げてくれる人がいないので、継続して学習するためには、なにか基準のような目標が必要になるはずです。

 

受験生の家庭らしい空気を作る

勉強するのは確かにお子さんですが、塾に通わず家庭で勉強する以上、家族みんなが協力して、できるだけ『受験生の家庭の空気』を作ってあげる必要があります。

朝もできるだけ皆が早く起きて、ダラダラとした空気を作らない。

午前中から、家族はスマホやTVを寝ながら見て過ごしていたら、子供だって勉強する気分にはならないでしょう?(笑)

一緒に勉強しろとは言いませんが、親や兄弟も読書をして過ごしたり、TVの音量に少しだけ気を使ったり、食事を規則正しい時間に取らせるなど、『勉強しなさい!』と言わないで、環境作りを意識してみてはいかがでしょうか。

必死にに自分を律して一生懸命勉強している子供に『余計な気を抜く誘惑』をしないように。

もちろん、あまりにピリピリした空気も逆効果ですけどね。

 

お正月の過ごし方

『正月くらい勉強しなくてもいいんじゃないの~?』なんて親が言っちゃだめですよ?(笑)

トップ校や上位校を目指す受験生ならば、勉強をまったくしない1日というのはあり得ません

もちろん、家族で年越しや大掃除、または短い旅行なども気分の切り替えには効果的ですが、家で過ごしている以上はダラダラした時間を作ることは厳禁です。

勉強する時間が足りなくなるというよりは、学習のリズムが崩れることが一番怖いことなので、家族団欒を過ごすにしてもメリハリは必要です。

『勉強をしないせいで死んだ人はいるけど、勉強し過ぎて死んだ人はいない』

これは大げさな言葉ですが、まったくもってその通り。

高校受験・大学受験前の勉強しまくりのお正月というのも、長い人生の中で2回くらいあってもいいのではないでしょうかね。

 

 

 

では、この辺で(^^)/