塾に行かずになんとかもがいた我が家の1年時。
新中学1年生として迎える1年は、受験に向かう基礎を養う大事な年です。
中学に入学し1か月くらいたったら、まず1年間のおおまかなスケジュールをイメージしていきましょう。
あまり厳しい予定を立てず、9月位までは学習習慣に慣れさせる程度で。
◎中1・1学期&2学期
中学1年はまだ小学生からの変化への対応が大変なので、授業を理解でき課題宿題を確実にこなし、なおかつ初めての定期テストで最低80%以上を目標にコツコツ勉強できたら、十分合格だと思います。
初めて部活に入った子は肉体的にもきついでしょうし、クラブチームに入った子は移動時間の多さ等で時間管理に追われてなかなか余裕がないと思います。
いかに中学生のリズムに慣れさせるか。
そこに重点を置いて見守りましょう。
2週間に一回くらいは学習の進み具合、理解度など聞いてあげるといいかもしれません。
特に英語・数学をしっかり勉強するように!
・おすすめ使用教材
学校のワーク・.各教科教科書ワークなど
※教科書出版社別なので注意ですよ
学校課題をこなして、余裕があったら週末に復習しましょう。
定期テスト対策としても使用しますが、日々の復習で進められたらなお良。
◎中1・夏休み
この時期は1学期の英語・数学の復習確認にあてるといいでしょう。
数学の1学期に習う文字式・方程式、英語のbe動詞・一般動詞。
ここで絶対に躓くわけにはいきません。
もし、1学期の定期テストの結果がいまいち振るわなかったら、薄い基礎問題集などで是非英語・数学の復習・演習を夏休み中に行ってください。
この段階で十分基礎ができてる子なら、1年間使うつもりで定期テスト補強&長期休暇学習用として難問の入っている問題集などを購入して挑戦させるのもいいでしょう。
ただ、我が家では1学期定期テスト70点以下だったのに難問問題集を買い与えて挫折・失敗しておりますので、皆様は冷静にお子さんの実力を判断してあげてくださいね(笑)
ついていけないレベルの問題集は、誰にとってもプラスになりません。
1学期までの英単語も夏休みに再確認させてください。
いくら、部活・クラブが忙しくても、長期休暇中は勉強時間確保できるはず。
平日の学習でどうしても学習量の確保が難しいので、長期休みは本当に大事です。
夏休みは宿題のみで終わりー。なんてことのないように!
模試については、個人的にはまだ不要かと思います。
あとは、最低1冊は読書をしよう!
・おすすめ使用教材
◎定期テスト英数50点以下
相当危険なので教科書を見直し、教科書の例題に取り組みましょう。
親御さん、隣で教えてあげましょう。
このままだと危険です。危険です。(2回言いましたよ?)
◎定期テスト英数50点~70点
単純な問題は大丈夫でしょうが、まだまだ知識を使いこなせていないので、学校のワーク・教科書ワークを潰しましょう。
この点数ならおそらくやってないページまだたくさんあるでしょう?(笑)
うちの息子は中1の夏ここでした(笑)
やり直し勉強みたいでモチベーション上がらないなら、上のような薄いドリルを買ってあげてもいいんじゃないでしょうか。
夏休み中にやる範囲を決めて、計画通りやりきることが自信になるし、大事です!
◎定期テスト英数70点以上
最高水準と書いてますが、最高峰の難問問題集ではありません。
私立高校の過去問が多いですが、公立高校過去問も多数収録。
他にもトップクラスな問題集が色々出ておりますが、『最高水準問題集』と『ハイクラステスト』はバランスいいと思います。
もちろん難問も入っていますが、中難度の問題も多いし、余白が大きめ(書き込み式でも使える)で取り組みやすいです。
70点~90点クラスはまず、この中の『標準問題』をやりましょう。
『最高水準問題』はそのあと、時間があればチャレンジ!
90点以上の子は基礎十分はできてると判断できるので、『応用問題』から取り組ませてもいいかもしれません。
自学組とはいえ優秀な子はいるもので、そういう子にはどんどん難問に慣れさせていきましょう。
1年,2年とこのような問題集をこなし、ある程度解ける学力を構築できたなら上位高校は既に射程圏内です!
我が家でも2年時からこれ併用してます。
ただし、基本的に学校のワークが完璧にできてからの話なので、息子さんのワークが全て終了しているのを確認してからにしましょう。
◎中1・冬休み
まず、このあたりで1度、現状の学力を確認するためにも、できるだけ規模の大きい模試(全県模試など)を受けてみるのをお勧めします。
まだまだ本人は受験を意識する時期ではありませんが、早めに、そして数多く模試を受けることは重要だと思います。
受験意識も少しは高まりますし、いつもと違う雰囲気の中でテストを受けることは良い経験になるはずです。
個人的に一番大きなメリットは、この模試を意識させることで、今まで習ってきた全ての単元を復習する感覚を養えるということです。
模試は定期テストと違って範囲が広いです。
基本的には、今まで習ってきた全範囲のはずなので、無対策で望むと一部の天才以外は暗記系科目ボロボロのはずです。
初回で多くを望むのは難しいかもしれませんが、数回模試を受験すると、少しづつ既習単元全体に目を通せるようになるんじゃないでしょうか。
英単語などもそうですが、最初は社会・理科の教科書やワークを一通り見直すだけでも、長期記憶に定着させる1ステップになるはずです。
この時期に合格判定・合格確率なんて気にしなくてもいいので、日程が合えば、ガンガン模試受けていきましょう!
冬休みの学習としては。。。
・冬休みの学校宿題・課題
・夏休み同様、英語数学の復習・苦手単元復習・応用問題
・暗記系強化(英単語)
・模試に合わせて社会・理科おさらい
・国語読解
この中で国語読解が明らかに苦手な子は中1冬休みあたりから、対策を実行していきましょう。
読解力アップは時間がかかります。。。
・おすすめ使用教材
もう、ここからは標準学力以上の生徒だという前提で。
1年生のうちは、まだそれほど新しい教材を購入する必要はないかと。
夏休み同様、英語・数学『最高水準問題』や『ハイクラステスト』の中のレベルにあった問題に
挑戦するようにしましょう。
国語読解が苦手な子は『システム読解』(過去記事参照)。
◎中1・3学期
定期テストもすでに2回経験し、勉強スタイルもすこしづつ身についてきていますか?
基本的には1,2学期と同じ内容で学習していくことになりますが、3学期の定期テストは心してかかってください!
多くの都道府県ではポイントの大小はありますが、3学期末の内申点で評定を行うところが多いはずです。
この通知表の評定の『1差』が、2年後の本番入試で合否を分ける『1点差』になってくるかもしれません。
親御さんが各都道府県の入試システムを理解し、後悔しないように1年生のときからお話してあげてください。
学校からも当然話あると思いますが、この時期はまだ本気聞いてませんから(笑)
1学期、2学期とせっかく頑張ってきても、ここで気を抜いてしまうと、せっかくの努力が水の泡・・・頑張ってください!!
当然、副教科もですよ?
うちの息子は得意なはずの『体育』をここで落としました。。。
・おすすめ使用教材
3学期は特に追加購入の必要はないかと。
◎中1~中2・春休み
春休みは短い分、学校の課題も少なめかもしれません。
しかーし!ここでも自学組は気を抜かずにコツコツやりましょう!
ライバルたちは『春季講習』で毎日5時間やってますよ?
一日、4時間は勉強しよう。(少なめに言ってます)
できれば、4月の新中学2年模試も受けて、それを指標に冬休みと同様の勉強を頑張りましょう。
でも、クラブスポーツやってる子はこの時期遠征あってタイミング合わないんですよね~。
その場合は遠征行かせてあげましょ(笑)
ただし、その分頑張ろう!
英語・数学の復習もちろん、理科の計算問題復習も大事。
理科計算問題弱点(軽視?)の子結構多いですから。
・おすすめ使用教材
特になし。
正直、1年生の総復習という意味では良い市販教材ないのです(涙)
基礎問題集なら色々出てますが。。。
私たちの住む県には、全県模試を製作している会社がその模試の過去問を抜粋した問題集を学年ごとに発売していたので、模試対策でそれをやりました(薄めなので)。
みなさんもそういったものあれば探して活用してみてください。
ここまでに受けた模試で偏差値60前後を出せるなら、この後も自学でやっていける可能性高いと思います。
定期テストだけに着目して勉強してると、範囲の広い模試・学力テストの得点力が低くなるかもしれないので年間通して計画的に学習できるといいですね。
しつこいですが中学1年生は英語と数学ですよ!!!
では、このへんで(^^)/