塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

私立高校&強豪高校サッカー部体験練習会・練習参加・スカウト

高校サッカー部への練習参加ルートは多岐にわたる

 

夏休みを挟んで、高校受験への学習も本格化してくるこの時期。

同様に、高校部活への進路活動も本格化してきます。

県ベスト16クラスがせいいっぱいのどこにでもあるレベルの我が息子のチームですが、それでもクラブの監督のツテもあり、いろいろな話が上がってくるものです。

 

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◎高校サッカー部へのコンタクト

所属するチームのレベル、監督の人脈、選手個人のレベルにより様々ですが、多くのサッカー中学生の場合は高校サッカー部のセレクション、練習会に参加する場合が多いかと思います。

事前スカウト

強豪チームの有力選手(主にトレセン参加選手)なら、所属チームを通して声掛け(スカウト)の話も多く来るかもしれません。

野球のドラフトのように様々な高校から声をかけられるというよりは、所属チームや監督のパイプの強さによって早い時期に繋がりの強い特定の高校からのスカウトが多いかと思います。

まあ、圧倒的な実力があれば、放っておいても特待条件と共に向こうからやってくるということですね。

この時期に組まれることの多い、高校との練習試合の場で打診を受けるパターンもありますし、そうした練習試合を通して中学2年のうちからチェックされる形もあります。

 

練習会(公式)

高校のHPで発表されていたり、所属チームに開催の連絡が来る公式な練習会またはセレクション

ここでの高校側の対応も、選手個人の技量によって様々ですが、その場で特待や推薦の話が出ることはほとんどなく、後日チームを通して連絡してきての勧誘という形が多いはずです。

セレクション形式なら、越境入学してくる選手のことも考え土日で行ったり、遠方からでも2次セレクションに参加しなければならないパターンも。

行きたい高校があるなら前年度から親にチェックしてもらうとよいでしょう。

また、スカウトとまではいかなくても、リーグ戦などの公式戦を通して高校側がチェックしていた特定の選手に対して、所属チームを通し練習会参加要請してくる高校も結構あります。

行けばすぐ誘われるというよりは、できるだけ質の高い選手を集めて練習会を行い、チーム加入選手全体のレベルを上げたい意向が強いのではないでしょうか。

 

通常練習参加

公式の練習会と日程が合わないなどの事情により選手個人が高校サッカー部の通常練習に参加するパターンも少なくありません。

個人的に申し込んでも受け入れてくれる高校も多いですし、所属チームの監督とパイプの太い高校ではこの形式の練習参加も多いはずです。

通常の練習の雰囲気を感じたいという選手や、先輩たちの実力を確認したいという選手は練習会よりも、この通常練習参加という形が望ましいと思います。

もちろん、練習参加によって特待や推薦の打診を受けることはあります。

基本的には所属チームを通してというのがルールであり、直接的な特待&推薦連絡は後日チームを通してということにはなるので、あまり現地でガツガツ交渉しないように(笑)

 

所属チーム練習を関係者が見学

あまりこのパターンは知りませんでしたが、息子の所属するチームの通常練習の際に近隣の高校の関係者が来て、監督と時折話をしながら、2時間みっちり見学していき、練習会参加の要請や、その場(練習後)で特定の選手に対してある程度の具体的な特待条件を提示していくということがあったそうです。

この練習見学パターンが2校あったようですが、そのうちの1校は息子を含む3選手に入学金&授業料全額免除を提示していったようです。

確かにその高校は土地柄有力選手が入学しづらいでしょうけど、ずいぶん簡単に。。。

もちろんチームとしてのパイプもあったとは思うのですが、ちょっと驚きました(笑)

 

◎練習会で気を付けたいこと

まず練習会では基本的に親が出しゃばらない事。

高校側も自立した中学3年生の選手を求めているので、書類や今後の対応の話も含めて、選手本人に直接話すことがほとんどです。

最初の挨拶から親が付いていく必要はありません。

自分で全てできるのが当たり前ですから。

高校側から『保護者同伴』の条件が出ている場合のみ、近くで待機しておきましょう。

また、高校側も次代のサッカー部を担う人材を求めての活動なので、経験を積みたいとか友達が行くからという理由で、入学する気のない高校の練習参加は控えましょう

あくまでも進学先として興味がある高校への練習参加が原則です。

所属チームとの今後の関係もあるので、そういう意味での礼儀作法も必要。

たいていの特待や推薦はその1回の練習会や練習参加で決まるわけではなく、普段の公式戦や高校との練習試合を通しながら、所属チームの監督にも話を聞きながら検討していく形がほどんどなので、はりきりすぎていいプレーをしようとか緊張する必要はありません。

積極的に先輩とコミュニケーションを取りながら、進学先としてのイメージを膨らませながら楽しくプレーしましょう。

それと、練習会あるあるで、入学してみたらイメージと少し違うというパターンがあり、それはなぜかというと『接待式練習会』のような高校もあるので注意です(笑)

できるだけ、普段の練習を感じたいなら、やはり個人での練習参加のほうがベターでしょう。

 

◎息子とチームメイトの場合

チームメイトの半数くらいが私立高校サッカー部を希望していることもあり、事前に監督との個人面談で伝えた参加希望高校に、7月末くらいから、それぞれ積極的に参加していましたね。

簡単に特待条件を提示してくる高校はやはり、新興&中堅サッカー部が多く、安易にそれに食いつく主力選手はいませんでした。

練習会参加を経て、数人が推薦や特待の打診をいただいているらしく、主力の1人は入学金免除&授業料免除&交通費支給という条件を提示されたらしいです。

出血大サービス(笑)

我が息子は、練習参加の要請含め監督からも数件のお話を打診されましたが、公立高校進学をメインで考えていることは事前に監督にも伝えてあるので、礼儀として全て丁重にお断りさせていただきました。

ただし、監督を通して連絡していただいた私立高校サッカー部の練習参加として、夏休み中に2度同じ高校にお邪魔しました(実は今年の夏のインターハイ全国大会出場校)。

単独の練習参加で、しかも当日(高校通常授業の平日)参加していた中学生も息子1人だけという素晴らしい環境。

練習メニューをこなす中でも、1vs1で勝ったりすると『ウェーイ!!』とか言われ盛り上げてくれたり、フィジカルコンタクトも厳しくこなかったらしく、息子本人も『あれって結局接待なのでは・・・?』との感想でした(笑)

まあ、楽しくやれたみたいで、もし入学することになっても問題はなさそうで一安心です。

 

 

今回の記事では学力については触れていませんが、結局話を進めていく中で必ず高校側からも学力の話は出ますから要注意ですよ??

みなさんも色々な可能性を模索しながらの進学先探し、楽しみましょう!

※今回の記事は全て個人的見解&自分の地域でのお話ですのであしからず

 

 

ではこのへんで(^^)/