塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

受験生の2学期学習計画の注意点・落とし穴

2学期から入試本番に向けて計画的に学習を進める

 

今まで実感のなかった受験生が、いやでも受験本番に向けて現状学力を意識し始めなければならない2学期。

夏休みの学習の達成度、夏の模試の成績はいかがでしたか?

あと、半年しかないと焦り始めているご家庭も多いと思いますが、今回は2学期の学習計画の考え方について細かく書いてみようと思います。

まだ半年もあります!間に合いますよ!!

 

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◎長期計画・短期計画の2本の予定を意識する

夏の模試の結果で、現状での自分の立ち位置(合格確率)を知り、苦手な教科や苦手な単元が再認識できたことでしょう。

学習の基本はできなかった問題や、理解が十分ではない単元を分析して対策学習に生かすことでなので、弱点や苦手分野を放置して年末を迎えてはいけません

2学期は弱点克服や定期テスト対策などの短期計画と受験本番や直前模試に向けての長期計画の2つを同時に意識しながらの学習が必要になります。

短期学習計画

・2学期定期テスト対策

・校内学力テスト対策

・弱点克服学習

・夏までにやりきれなかった学習(1,2年の復習)

長期学習計画

・入試過去問対策時期(英語長文・数学複合問題等)

・受験直前期の模試に向けての学習計画

・社会理科等の暗記系詰め込み時期

・英単語熟語、漢字語彙などの基礎学習

 

まだ半年あるということで油断してしまうお子さんも多いと思いますので、1週間単位での短期学習計画がこの時期では重要になってくるでしょう。

背伸びせず、できることからコツコツと!

 

 

◎中学校のテスト予定に逆らいすぎてはいけない

以前の記事で、塾なし組の先取学習の重要性を書いたこともありましたが、それは上位高校を狙うために少しでも早い過去問実践対策に移ることが目的であり、1,2年生時の学習内容及び中3時2学期の学習内容を疎かにしてまで進める学習ではありません。

学校では当然定期テストがあり、中3になると県統一の学校学力テストなどもある地域も多いでしょう。

2学期の学習で重要なことは、あくまでも基礎固めです

特に偏差値60以下の生徒は間違いなく基礎力が足りません。

定期テストや、学力テストで点数が取れないようでは本番でも勝てるはずがないので、基礎の出来ていない生徒の2学期学習計画は学校のテスト予定に沿った計画を立てなければなりません

定期テストはもちろんのこと、学力テストでも範囲指定されている場合は、その実施日までにきっちりとテスト範囲を網羅する短期学習計画を立てること。

受験本番や過去問演習に固執しすぎる学習計画は逆効果になる可能性が高いので注意しましょう。

目の前のことに全力で挑めなければ、最終目標にはたどり着けませんよ!

 

 

◎上位陣は2学期定期テスト後のラストスパートに備える

トップ・上位高校合格を果たすためには、入念な過去問実践対策やそれに伴う先取学習が必要不可欠です。

内申対策として、学期末テスト・定期テストも手を抜くことはできないので、塾なし勢が過去問を実践的にやり始めるのは2学期の定期テスト終了後が理想的だと言えるかもしれません。

冬休みに入ってからでいいか~などと悠長に構えていると他の上位受験生には確実に後れを取ります。

しかも1月2月を仕上げの時期=理科社会ラストスパート時期と考えると、やはりこれ以上遅くするわけにはいかないので、その時期まで先取学習や苦手な単元を潰して、時間配分などを意識した広い意味での過去問対策を行う準備を整えてください。

 

え?最近になってようやく先取学習の意味を知った?

そういう行き当たりばったりだけど、高学力のお子さんをもつ稀なご家庭は定期テスト終了と同時に超集中先取学習を4日間位で終わらせましょう(笑)

具体的に詰め込むのは数学の三平方の定理(の応用まで)と英語の関係代名詞

基礎ができているお子さんなら十分に可能なはずです。

 

 

 

 ◎中位偏差値陣の問題集選びは慎重に

 2学期の目標は基礎固めだと言いましたが、問題集選びでもその観点を忘れてはいけません。

どうしてもこの時期になってくると応用問題への対策が気になり、難しい問題集を選んでしまいがちです。

短期目標を達成させてモチベーションを上げるためにも、お子さんのレベルに合った問題集や教材を選ぶように心がけてください。

夏休み終わっても全然復習せずに、1,2年の英語数学の学習内容が怪しい生徒はまず、下の完全攻略シリーズの復習編を購入して週末の余裕のある時にガンガン進めるようにしてください。

 

 

※まずは英文法復習に絞ったほうがよいです

 

 

 

ちなみに、ここでネットのレビューだけ読んで偏差値65以下の生徒が、この時期にうっかり購入してしまわないようにしなければならないハイレベルな問題集や教材を紹介しておきます(笑)

 


塾で教える高校入試 数学 塾技100 新装版 (高校入試 塾技)

他にも英語と理科がある『塾技』シリーズ。

レビューでも絶賛されてますが、この教材は先取学習で夏までに中学範囲が終了していて、なおかつ模試等で偏差値65以上取れている生徒以外は開いてはいけません(笑)

 


進学塾プロ講師が教える高校入試 数学 瞬解60

これも塾技と似たコンセプトですが、一概に否定はできない中難度の教材なんですよね~。。。。

基礎部分からの解説もあるので、もし偏差値65の生徒がもうひと段階上のレベルに行きたいというなら検討してもよいと思います。

説明も丁寧で見やすいので、余裕のある生徒は一見の価値はあると思います

 


ハイクラス徹底問題集:高校入試編 数学 (国立・難関私立高校制覇)


最高水準問題集 高校入試 数学 (シグマベスト)

はい、言わずと知れたこの2シリーズの『高校入試編』。

公立高校志望&偏差値65以下の生徒は触らない方が無難でしょう。

時間の無駄です。

 

あ、ここであげた教材は、我が家レベルではまったく使いこなせないだけのただの僻みですので、優秀なお子さんであればさらに上のレベルを目指せる良い教材だと思いますよ(笑)

 

ではこのへんで(^^)/