◎公立トップ校を狙う受験生ご用達・全国高校入試問題正解
3年生になると、より実践的に、そして出題パターンを数多く経験するために、この全国高校入試問題正解(通称TEL帳)でひたすら演習する学習法が効果的です。
※毎年6月くらいに発売(画像は2019年度版)
夏休み終了ぐらいまでに、先取学習で中学全範囲の学習を一通り終え、あとはこのTEL帳をひたすら解きまくりアウトプットの学習を繰り返して実践力を身につける。
しかも、試験時間を図って演習すれば、本番に向けての実践感覚(問題を解く順番・難問を後回しにする眼力)を養える。
公立トップ校を狙いに行く受験生なら必勝パターンです。
多くの塾でも推奨するその学習法は、5教科全てでその効果が発揮されることでしょう!
まだ2019年度版が書店にあると思うので是非一度手に取ってみてください。
その分厚さに圧倒されますから(笑)
中途半端な学力と意識の生徒が手にするとその重みと、小さな字でびっしり詰まった問題数を見た瞬間、フリーズすること必至。
もともと、解答があっさりしているので、偏差値60以下の生徒にはちょっとハードル高いかもしれませんね。
偏差値65以上の公立高校を目指している受験生で、なおかつ英語数学先取学習により、夏休み前後に中学範囲終了予定の受験生は、是非一度ご検討ください。
◎時間がないor効率重視の受験生は分野別過去問
先取学習もままならず、時間的制限のある受験生はなかなかTEL帳(全国高校入試正解)には手が出せない。。。
そんな我が家のような受験生には、以前にも記事で書いた分野別過去問を利用する方法があります。
※理科はすでに品薄状態
※2年に1度発売(画像はは2019-2020年度版)
こちらのほうはだいぶ薄く感じますが、TEL帳を見た後で感覚が狂ってるだけですからね?(笑)
TEL帳同様に、小さな字でびっしり書いてある紙面は他の市販問題集とは一線を画する雰囲気なので是非ごらんになってみてください。
5教科とも各単元ごと、出題形式ごとにまとまってるので、試験時間を計っての実践感覚は養えませんが、弱点克服、インプット『覚える』⇒アウトプット『活用する』を繰り返す学習法には、より適していると思います。
我が家でも、社会と理科はひたすらこれで終盤勝負しようと目論んでます。
◎全国高校入試問題正解と分野別過去問の必要性
なぜこれで学習・演習する受験生が多いかというと、やはり、アウトプットの重要さと、最近増えてきた記述式問題や思考力活用問題に対する演習という意味でも過去問が最も効果的だからでしょう。
まだまだ、市販問題集では思考力や記述力を鍛える問題集が少ないのが現状。
そして、都道府県別に傾向と対策が異なるとはいえ、もしお子さんの学年から出題傾向が変わったらどうでしょうか?
多くの受験生が戸惑うでしょうが、全国の都道府県問題で演習できている生徒は他の受験生より対応力がはるかに高くなるはずです。
自分の県だけの過去問だけではなく、全国の公立高校の問題に対応できる応用力と柔軟性を養える。
これがTEL帳・分野別を使用する大きな意味だと思われます。
特にインプットしなければならない量が多い理科・社会でも、やはりアウトプットは非常に大事です。
以前はひたすら教科書を読んで覚えるというスタイル、つまりインプット特化型の学習法も多かったかもしれませんが、最近の記述式多め、思考力・グラフ等資料の重要性が増した現在の試験内容ではやはり問題演習の『量』も必要です。
近年の大学入試制度改革の余波もあり、公立高校受験も各県で見直しを計っている地域も多いはずで、自県過去問にとらわれず、様々な出題形式に慣れておくことは非常に重要なのです。
上位校を目指す受験生は、通塾に関わらず一度この、全国高校入試正解と分野別過去問を検討することをおススメします。
特に社会・理科と数学図形!要チェックですよ。
では、このへんで(^^)/