塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

高校受験1ヵ月前からやるべきこと・やってはいけないこと

高校入試直前1ヵ月でできること・やるべきこと

2月に入り、高校受験本番まで1ヵ月、早い日程では残り2,3週間となってきましたが、受験生本人&家族にできることはまだまだあるはずです。

インフルエンザなどの病気(今なら新型〇〇〇ウィルスもありますが)や怪我(特に利き手)に一層の注意を図るのは当然のこととして、肝心の学習面や親が気を付ける実務面など考えていきましょう。

 

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◎本人の学習面

まず基本的な考え方として、残り1ヵ月、例え3日前だとしても勉強のペースを落とさないということ。

大学受験と違い、高校受験は短期勝負です。

既に十分合格圏にいて、高校への先取学習を始めているというなら別ですが、2次曲線的に得点力が上がる期待がある高校受験は直前まで必死に足掻きましょう。

 

暗記(インプット)ばかりしない

この時期に大事なことは、実践形式の解答を増やすこと(基本問題の一問一答形式も含む)。

インプットした知識を、実践的にアウトプットする経験をとにかく多くとることによって、暗記は完成度を上げていきます。

教科書ばかりを眺めていても、習熟度はそれほど上がりません。

感覚としては暗記は2割、問題実践を8割

そして、間違えた問題の解答の解き直し&暗記し直しを丁寧にしていきましょう。

 

新しい問題集にはできるだけ手を出さない

親や本人が現在やっている問題集や学習方針に疑問を感じて、新しい問題集を購入したり、大きく学習計画をこの時期に変えることはたいてい効果的ではありません。

想定より苦手な単元が見つかったとしても、まず確認するのは既存の教科書や学校のワーク、これまでこなしてきた問題集の間違ったところを中心に復習を進めましょう

どうしても新しい問題が欲しければ、スタディサプリを契約しているご家庭でしたら『公立高校受験対策講座』の苦手単元の問題を解きつつ、解説動画を改めて見てみましょう。

基本に立ち返り、標準問題から確認していきましょう。

 

自県過去問はより実践に近い環境で行う

入試はいかに得点を上げるかが全てです。

学力が高い人でも、死に物狂いで勉強した人でも、本番の試験で失敗したら全ては水の泡。

スポーツの基礎練習を必死にこなしても、試合でその技術が使えなければ意味がなく、より実践に近い練習試合を多くこなすのが一番の練習になるのです。

過去問を解く場合でも、できるだけ本番と同じ時間帯(要は午前中から)に、本番に近い環境で行いましょう。

解答スピードが遅い教科はどれか、それに伴い解答する順番を検討しながら実践練習することも大事ですし、ケアレスミスしやすい部位も見えてくるはずです。

本番で使用する時計は既に用意してありますよね?

入試本番で1点でも多く得点する方法を真剣に模索しよう。

 

教科別に考えるのではなく単元別に

ここまで模試を受けてきて、得点力が高い教科・低い教科というのはある程度理解しているはずですよね。

過去問の平均得点や、合格総得点から逆算して、それぞれ学習計画を立ててきたと思いますが、ラスト1ヵ月の微調整をするうえで、教科別ではなく、単元別に短期確認計画を立てて学習を進めます。

苦手な単元は1日でしっかりインプットと実践問題をこなし、完全に潰す意識で学習しましょう。

同時に英単語や漢字等、この時期でもコツコツこなす基礎学習も忘れずに。

 

土日の生活リズムを受験用に整える

人間の脳は起床から2時間は立たないと完全には機能しないようにできています。

受験1ヵ月前のこの時期からは、入試本番を意識して早寝早起きを徹底します。

夜遅くまで勉強して、次の日の昼近くまで寝ているようでは本末転倒。

夜は23時前には就寝、朝は7時に起床するように努めて、本番でも力を発揮できる生活リズムを体に叩き込みましょう。

休日の午前9時には学習や過去問演習を開始できるように努めましょう。

  

◎親のサポート面

この時期に頑張るのは受験生本人。

親のできることはそれほど多くありません。

基本的な考え方としては『子供の邪魔をしない』ことに尽きます。

経済面の準備

受験生本人は第一志望に向けて必死に頑張っていきますが、保護者はそれを励ましながらも最悪の事態を想定していなければなりません。

一発勝負の高校受験。

余裕だと思っていた第一志望の公立高校でも体調不良や過度の緊張で大失敗を犯す可能性もゼロではありません。

第二志望、第三志望の私立高校に入学する前提で準備を進める必要があります。

具体的な入学金や授業料、いつまでにそれを納入しなければならないか具体的に確認&用意しておきましょう。

 

意味不明な甘やかしをしない

この時期に頑張っている子供に親が言いそうなセリフ。

『頑張っているんだから、ちょっとくらい休んでもいいんじゃない?』

『やるだけやったんだから、直前期に無理しないで頭を休めたら?』

高校受験は超短期決戦

子供が一分一秒を惜しんで頑張っているなら、絶対に邪魔な行動を取らずに、走り続けさせましょう。

直前ギリギリまで学力は伸びますから。

子供が勉強している間に、大音量でテレビ見ているとかも厳禁。

たった1ヵ月の間、家で仕事をしたり、読書をするなど、静かな環境づくりに努めましょう。

 

食事・睡眠の管理サポート

いくら子供が頑張っているからといって、睡眠や食事についての管理はまだまだ親の仕事です。

ご両親も毎日の仕事や家事でお疲れでしょうが、特に朝食は休みの日でも規則正しく取れるように気を配ってあげてください。

この時期の就寝時にスマホをベッドに持ち込んでる受験生はいないと思いますが、今まで自由にさせていたスマホも寝る前には手元から離して寝るなど、改めてルールを作ることも必要かもしれません。

 

感情的になるな

この時期にいまだに危機感を抱いていない受験生が『勉強しなさい!』と親に怒られたからって勉強するはずがありません。

自分の進路(人生)なんだから自分で責任を取りなさい』とだけ言えばいいのです。

イライラしての発言はどう転んでも逆効果。

相当な忍耐が必要ですが頑張りましょう(笑)

そして、万一、志望校に不合格だった場合、保護者の方もショックでしょうが、決して絶望感を子供に見せないように。

 

 

 

ではこのへんで(^^)/