塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

90点以上取る!中学生の定期テスト対策

 ◎中学校ー定期テスト対策

 

基本的に定期テスト対策は1年~3年で変わりません。

ただ、中1初めての定期テストは出題範囲の狭さ、内容ともに取り組みやすく、最も点数の取りやすい定期テストかもしれません。

今まで小学生で、事前に勉強してこなくても90~100点取ってきたお子さんの中にも小学生と同じ感覚でテストに臨んで、びっくりするような低い得点を取ってくる場合がよくあります。

中学生になるとその学校のレベルにもよりますが、90点以上を取ってくる子は全体のわずか10~15%程度しかいないのです。

ほとんどのお子さんが、小学生の時より10点~20点低い得点のテストを持って帰ってくることになると思うので、親御さんも焦らずに一緒に対策を取っていきましょう。

 

 

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範囲が広い学力テスト・模試とは違い、テスト範囲が限定的な学校の定期テストはきちんとした学習計画をたて、それを元に勉強時間を確保できれば、どの学年のどの学期からでもある程度の得点力UPは望めるはずです。

そして、その得点UPは必ずお子さんの自信となり、やる気を出すきっかけにもなるので、学力不足に悩むご家庭では、なによりまず、定期テストの成績を上げることを第一目標とすることをおすすめします。 

 

公立中堅高校狙いなら、目標としては5教科500点満点中最低400点は欲しい所。

 この点数ならある程度基礎は理解していると判断していいと思います。

しかし、公立上位高校を狙うなら正直450点が欲しいところですね。

高校受験の内申点(通知表)が絡むため、得点が低い苦手な教科を作ることは避けるべきです。

 

400点の基準をクリアするためにはなにをやればいいかというと、前回にも書いた『学校のワーク』の間違えポイントを繰り返し解き、しっかり理解すればOK。

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◎問題の解き直し習慣を付けよう

模試・学力テストと違って、定期テストを作るのは学校の先生。

基本的に教科書、学校の授業でのノート、学校ワークから関連して問題は作られるはずです。

間違えた問題・難しく感じた問題は自信が持てるまで繰り返しましょう。

よく、問題集は3回繰り返す!というのを聞きますが、そこまでできる子はめったにいませんよ(笑)

ですが、間違えた問題だけは必ず後で解きなおす

これは習慣づけるようにしましょう。

受験本番まで絶対必要な習慣です。

解答見て理解したつもりでいると本番では高確率で解けません。

特に中学1年の初期は、問題をたくさん解く演習量を増やすという作業が苦痛に感じるお子さんが多いはずなので、適切なサポートがないとおそらくサボります(特に男子)。

 

 

◎演習量を確保する 

学校ワークをきっちり理解できれば8割は行くでしょうが、450点以上を狙うなら問題演習量が足りません。

我が家の場合は、1年生時は5教科の『教科書ワーク(完全準拠)』を購入しました。

 

 

もし購入検討する際には出版社別に分かれているので注意!

 

様々な用語を覚える必要のある社会・理科は、暗記作業だけでなくアウトプット(問題を解く)が非常に大事です。

理科の計算問題も問題実践対策が必要。

国語も実際の教科書本文で演習できるため有効です。

数学は間違えた問題でも、解答を見て納得&終了する『理解したつもり病』が蔓延するので、時間の許す限り問題演習量増やしてください。

教科書ワークの中には応用問題も入っているので、それにチャレンジするのもいいですね。

実際の数学定期テストにも1,2問応用問題が含まれてるはずなので、応用問題にも少しづつ取り組ませてください。

ちょっとカラフルすぎてうるさい感じしますが、教科書準拠というのは取り組みやすいです。(特に国社理は)

 

 

もし教科書ワークが合わない・少し物足りないという子なら『完全攻略シリーズ』がいいでしょう。

 

 

教科書ワークよりは若干レベルは上です。

この中の実践問題編は『公立高校入試の過去問』を多く抜粋しているので、公立TOP校を目指すなら、標準難度の入試問題に慣れておくと模試でも力が発揮しやすいでしょう。

ただし、教科書と進度や記述順番がずれているでしょうから、テスト範囲と内容を見比べる能力・サポートが多少必要でしょう。

でも、上位高校合格を目指すなら、数学・英語の定期テスト対策学習はこちらのほうがいいかもしれません。

中学1年生のうちは、お子さんのレベルに合わせて、親御さんが選んであげるようにしてくださいね。

定期テストは学校の先生が問題を作成するので、あまり色々な問題集やレベルが高すぎる問題集に手を付けず、学校のワーク+1標準レベルの市販問題集冊をしっかりやり、後は授業ノートを参考にした学習を徹底したほうが効果があるはずです。

 

また、学年トップを狙いたい。または偏差値70以上のトップ公立高校を目指したいというお子さんならさらに上の応用問題にもチャレンジしておいたほうがよいでしょう。

 

 

◎スケジュールの組み方

スポーツ活動で忙しい子なら、定期テスト4週間前あたりから、定期テストを意識した勉強を開始したいところです。

通常の生徒なら2週間前あたりなのでしょうが、アスリートはとにかく時間がありません。

間に合いません。

テスト前の3日間程度は部活休止の学校も多いかと思いますが、外部クラブチームにはそれがありません。

ただし、テスト休みは暗黙の了解で休ませてくれるクラブも多いはずですので、部活勢と同じくテスト前3日間くらいは休んでテスト勉強に集中しましょう。

そして、そのテスト前の2,3日間は理科・社会・漢字等の暗記科目に集中しやすいようスケジュールを組むことをお勧めします。

そのためにはテスト範囲の英語・数学などの『学校のワーク』は先生に言われる前に1週間~10日前にはすべて終了するように学習計画を組むべきです。 

また、英単語はテスト前に詰め込むのは非効率的。

英単語はちょっとした空き時間にやるようにするとよいのですが、中1の段階をこれを言われてやるのは難しいかもしれません。

余裕ができるまでは、英単語帳は買わずに教科書の英単語をきっちり覚える方針でもかまいません。

※頻出英単語は書けるようにしなきゃダメですよ!

受験用の英単語帳は2年生以降に様子を見ながら導入してもいいでしょう。

公立高校入試だけなら教科書だけでもなんとか対応できますが、私立も併願するならいずれ単語帳は必要なので。

 

 

定期テストに臨む『勉強計画』は必ず立てさせてください。

1年生のうちはなかなか計画立ても実行・チェックも難しいかもしれませんが、その際のサポートは『塾なし』なので親御さんの出番ですよ!

「遊んでないで勉強しなさい!」ではなく「予定進行はどんな感じ?」と会話したほうがお子さんも話しやすく、モチベーションも保たれるはずです。

 

 

では、このへんで(^^)/