高校入試追い込み前準備期間をどう過ごすか
11月に入り、受験本番まで残り4ヵ月程度となり、いよいよ受験スケジュールの進行具合チェックと現状に学力対して予定の微調整を行っていく時期になります。
志望校の絞り込みや、連続するテストなどもあるためどこか落ち着かない時期でもありますね。
しかーし!夏から学習を開始している受験生たちもここからグーンと学力が伸び始める時期なので、年内はペースを緩めずに頑張りましょう!
◎定期テストに全力で臨む
高校入試に大きく関わってくる内申点、特にどの地域でも3年生の2学期評価は高い割合で合否判定に使用されるはずです。
具体的な学習日数を考えながら、定期テストで過去最高点を叩き出すくらいの意欲で取り組んでください。
しかも、この時期に学習する単元は公立高校入試でもよく出題される重要な単元が多いので、定期テストを利用した最終的な基礎固めと考えましょう。
数学の二次関数や相似、英語の関係代名詞、社会の公民分野。
この時期に仕上げるつもりで、定期テスト対策に挑んで欲しいと思います。
応用問題対策も含めて、公立過去問問題集を利用するのを忘れずに。
◎学習計画を見直す
この時期の学習計画の見直しとは、主に弱点の克服についての学習計画です。
ただし、点数が振るわないからといって盲目的にその教科ばかり勉強しても総合的な点数の伸びにはつながりません。
この時期から、国語現代文の読解問題集を1冊やりきっても、点数が伸びるとは限りません。(たぶん、それほど変わらないでしょう)
国語なら漢字・古文、数学なら関数とグラフ・図形の合同など、英語ならリスニング対策や文法知識の確認と得点を伸ばしたい単元(できるだけ短時間で効果が望める単元、または絶対に落とせない単元)を再確認します。
苦手な単元の対策はこの時期(11月~年内)がギリギリの時期。
年明けからは、実戦形式の過去問演習や暗記系単元に集中できるように計画の微調整を計りましょう。
英単語や漢字の基礎学習もこの時期にしっかりと。
◎応用問題をできるだけ解く
上位高校を狙っている受験生は常に意識しているでしょうが、この時期にはこれまで復習した内容・先取り学習した内容を踏まえた上で、公立高校過去問の応用問題・難問にできるだけ多くチャレンジしましょう。
年明けの1月、2月の仕上げ時期になると標準問題の確認(公立高合格には基礎&標準問題の落としが命取り)や過去問シミュレーションに多くの時間が必要になるため、自県の難問レベル確認や対策をするのはこの時期です。
特に英語・数学は年内に応用問題まで対策できるレベルまで上げるべき。
数学に関しては、複合問題(主に三平方の定理絡み)、空間図形計量の難問はどういうパターンが多いかなど、できるだけ難問を解く引き出しを増やしましょう。
英語と国語は難問としての特徴でもある長文をある程度読みなれておくこと。
いずれにしてもこの時期にある程度の難問慣れは必要です。
英語・数学の先取学習が終わっていない場合は当然そちらを優先しましょう。
◎問題集・過去問を購入しておく
自県過去問や私立高校の過去問を使用する時期に購入しようとしても、売り切れや品切れになっていては目も当てられません。
我が家では、英数国3教科の自県公立過去問は主に長文対策として8年分用意してあります。
私立高校では学校説明会で過去問を配布する高校も多いので、限りなく第一志望に近い私立高校やマークシート方式など特殊な試験方式を採用する私立高校過去問の購入検討をしましょう。
1月、2月の仕上げ時期に使用する市販問題集も同様に、早めに購入をおススメします。
学力を問わず全員が高校受験を意識しだしたこの時期は、結構書店でもお目当ての教材が欠品になっていたりします。
入試直前期に新たな問題集を購入するのはできるだけ避けたいですし、学習計画に必要な教材はこの時期に揃えてしまいます。
入試直前期に単元別で演習問題が欲しい時などは、スタディサプリの公立高校対策講座なら基礎~応用問題まで気軽にプリントアウトでき、動画解説で不明な点を残さずにその場で理解できるのでおススメです。
また、47都道府県対応の公立過去問も3年分プリントアウト&動画解説付きなので、受験が終わるまでの契約でも有効でしょう。
社会・理科などは記述問題が増えるなど傾向が変わってきているので、あまり古い過去問をやっても効果が薄く、3年分で十分。
ではこのへんで(^^)/