塾なしアスリートの公立上位高校受験

普通学力のサッカージュニアユース中学生が独学で上位公立高校に合格するまでの記録

調査済みですか?私立高校の学費問題(学力特待・スポーツ特待)

進路指導本格スタート!

息子も中学3年生になり、4月の第一回進路希望調査から進路指導が始まりました。

こちらの地域では学力に関しては、『公立>私立』の図式が出来上がっているので、第一回進路希望調査ではクラス全員が公立高校進学を希望したとのことです。

 

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息子も「第一志望というよりは、現時点での学力的目標という意味ね」と以前から家庭内で話していた偏差値67程度の公立高校を第一志望校に記入。

県内の公立高校では3,4番手の進学校という位置付けの高校です。

比較的サッカー部も強く(近年、インハイは全国出場経験あり)、大学進学の実績も堅実、学校生活も開放的(学力が高い高校ほど校則にうるさくないものです)で親目線でも申し分ありません。

ちなみに、所属サッカークラブのほうでも進路確認がありましたが、指導者陣は「そこまでの公立高校を狙える学力があるなら、公立高校のほうがいいと思う」とのこと。

やはり、サッカー頼みの推薦・特待では将来なかなか厳しいものがあるということでしょうかな。。

学校の先生ならともかく、クラブ指導者に言われると、なんとなく「サッカー強豪校に行っても、厳しいから公立にしとけ」と取れなくもなく、ちょっと悲しい気もしますが(笑)

 

◎滑り止め・第二志望をどう考えるか

 安全志向で公立高校を現状の身の丈に合わせたり、公立推薦入学を狙う場合以外は、第2、第3志望として私立高校を視野に入れる必要があります。

 

・入学金&学費を払える家庭経済力があるか

・大学進学を見据えた学力(偏差値)はどうか

・部活など、その高校を志望する独自の理由があるのか

・通える地域にあるのかどうか(交通費)

 

だいたいこのような判断基準で決めていくと思いますが、大事なことは、もし第一志望に落ちたとしても、その第2志望の高校で楽しい高校生活を送れるかどうか。

我が家の場合は、やはり引き続き『サッカー部の強さ』と『学力』のバランスを重視していくことになるでしょうが、個人的にはサッカー寄りの高校生活でも構わないと思ってもいます(これは子供には伝えてませんが)。

単なるすべり止めと考えるのではなく、親子で情報を共有しながら、『2番目に行きたい高校』として前向きに受験したいですね。

また、たいていの地域では公立高校の受験日の前に、私立高校の合否がわかる日程のはずなので、第一志望校受験に向けて、精神的安定・精神的優位を保つためにも、第2志望校選びは重要になってくるはずです。

そのためにも、7月くらいから始まる学校説明会やオープンスクールに積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

 

◎やはり気になる学費問題

 私立高校と公立高校との違いで、まず皆さんの頭に思い浮かぶのが『学費』ですよね。

多少の上下はありますが、私立高校は普通に入学すると間違いなく学費は大きな負担になります。

まずそこで調べなければならないことは、国や県で行っている支援金制度を把握し、自分のご家庭の財力でいくらの支援金を受けることができるのか確認してください。

基本的に、2014年から始まった高等学校等就学支援金制度により、全国共通の支援金を受け取ることができるはずです。

これは国公私立問わず、高校等の授業料の支援として「市町村民税所得割額・道府県民税所得割額」の合算額が507,000円(年収910万円程度)未満の世帯に「就学支援金」が支給されるというもの。

一般的な収入の家庭なら月々9,900円の支援金が国からもらえる制度ということです。

各都道府県で様々な支援金・助成金制度がありますので、各都道府県教育委員会HPで早めに把握しておきましょう。

各ご家庭での世帯年収によっても、支援金が変わってくるはずなので、そのあたりの具体的金額調査も早め早めに動くことをおススメします。

 

◎各私立高校単位による学費免除制度(特待)

次に、志望する可能性のある私立高校にはどのような独自学費支援制度があるのかも、各学校HPで確認しておく必要もあります。

もし、偏差値65以上の公立高校を志望するお子さんでしたら、私立高校独自の学費免除制度を狙える可能性も十分にあるはずです。

一般的に多くの私立高校が採用している『学力特待』。

特待合否判断基準は様々ですが、「入試成績上位○○名は入学金・授業料全額免除」や「入試合格点を基準に+○○点以上なら全額免除、+○○点なら授業料半額免除」などという形が多いようですので、お子さんの学力と見比べて、どの高校のどの特待なら可能性が高いのかも把握しておくと、第2第3志望校決定の材料になると思います。

もちろん部活・スポーツでの特待・優遇制度もあるので、そちらを狙う方はHPで確認後、学校の先生やクラブの指導者に相談していくことなります。

 

 

我が家が狙っている私立高校の一つにちょっと変わった特待制度があり注目しているのが、スポーツ特待で当該部活監督に承認され、なおかつ入試得点で全受験者の入試平均点以上の得点を取れば、授業料全額免除(授業料以外の諸経費は月々かかります)というもの。

もちろんスポーツ特待の一種なので、怪我により競技生活断念などのリスクもありますが、公立高校との併願も可能ということなので、我が家の『どの志望校を狙うにしても、受験期間は必死に勉強して学力を上げる』という考え方にも合致します。

たいていのスポーツ特待性・推薦合格者は皆が必死に勉強している受験後期に謎の優越感に浸っているだけで勉強しませんからね(笑)

 

お子さんは学力向上に専念している間に、親御さんは進路決定に向けできるだけ多くの情報を得る努力して、悔いのない進路決定をサポートしてあげましょう!!!

 

 

では、また(^^)/