スタディサプリの活用案(先取学習編)
◎先取り学習におけるスタディサプリの有効性
塾無し組の悩みの種・先取学習。
塾に頼らずに高校受験に向けての先取学習を進めるのは、相当なエネルギーが必要になるため、いかに短時間で効率よく理解を深めることができるかを考えなければなりません。
以前の記事でも公立高校受験における先取学習の必要性書きましたが、今回の無料体験実証で市販問題集ではなく、このスタディサプリで学習しようと考えています。
※2022-3月 記事アップデート
理解力の高いお子さんなら、紙ベースの基礎問題集中心の先取学習でも十分に対応していけるかもしれませんが、淡々と問題集や参考書で初めて学ぶ単元を進めるのは高いモチベーションとエネルギーが必要です。
そこで、有効なのがスタディサプリ『塾講師の解説動画』です。
特に英数国については、全ての基礎講座に基礎解説と問題演習&問題解説動画があるので、準備するものはこの『スタディサプリ』だけで十分。
もちろん入試レベルの問題を解くには、多くの問題演習が必要になってきますが、一般的に高校受験で言う『先取学習』というものは、中3後半における過去問を中心とした入試演習に備えるための基礎学習のことです。
全ての単元を掘り下げて学ぶことが重要なのではなく、まずは中学の履修範囲を少しでも早く終了させて入試実践学習に入るかというのが重要です。
では、数ある講座の中からどの講座を選ぶのがいいかという問題ですが、学校での通常授業との混乱を避ける意味でも、『中3数学(基礎)』『中3英語(基礎)』がベストでしょう。
国語に関しては先取学習は不要で、授業に沿った学習&入試に向けての対策学習という考え方で進めるべきです。
基礎編の他でも『教科書別講座』があり、基礎編とは授業単元が前後するので混乱しやすいと考えるなら、もちろんこちらの講座でも問題ありません(授業内容自体はそれほど変わらず)。
この『スタディサプリ』は実に様々な形の講座を提供してくれるので、通常学習の復習や定期テスト対策・入試本番に向けての理解強化に関し有効なのはまちがいありません。
ただ、『塾講師の解説動画』という一番のストロングポイントを考えた場合、本来塾でしか受けることのできない『先取学習授業』を月額わずか2,178円で受講することができるというのは、この『スタディサプリ』の最大の有効活用法ではないかと思います。
◎我が家の先取学習計画
さて、コツコツと先取学習が難しい我が家の具体的な先取学習の内容ですが、当初の予定通り、英語と数学の2教科に絞って夏休み中にやってしまう計画を立てています。
あくまでも、塾に行く時間がない、通常(平日)学習時間も取れないスポーツに力を入れている我が家の苦肉の策ともいえる計画表です。
時間に余裕のあるご家庭では是非、中1中2の早い段階からのスタディサプリ先取学習を検討してみてください。
先取り学習・数学
まず、数学の先取学習を行う単元は、
・円周角
・三平方の定理
標本調査は他の単元と絡みないので直前でもヨシとしました。
本当は相似のところまでやってしまいたいところですが。。。
我が家のスケジュールではちょっと厳しいかな。
使用教科書によって、円周角と相似の順序が逆になったりしますが、息子の使用教科書では図形の相似を9~10月中旬に行う予定のようです。(学校から説明あり)
ということは、10月下旬の定期テスト後に入試過去問(図形)をガツガツこなすためには、最低でも11月~2月の授業範囲を自力で先取学習しておかなければならないということになります。
それが、こちらの地方では円周角と三平方の定理の単元ということです。
特に三平方の定理は空間図形や関数との融合問題で出題されるので超重要。
ただ、定期テストも軽視できないので2学期前半~10月末の定期テストまでは、授業単元に集中しなければなりません。
※先取りばかり考えて授業単元を中途半端にするのは絶対に避けましょう。
結果として夏休み期間を利用しての先取学習ということになりそうです。
数学は浅い先取学習では困るのである程度の演習量も必要です。
スタディサプリだけでは理解不足・演習不足が心配なので、数学に関しては市販基礎問題集も同時に利用する予定です。
このくもんの『中学基礎がため100%シリーズ』はどの教科も無難におすすめできますが、特に数学は基礎問題演習の量が豊富なので、先取学習の教材としてもおススメできます。
先取り学習・英語
英語の先取学習は数学ほどガッチリやりません。
・分詞の形容詞的用法
・間接疑問文
・関係代名詞(これはちょっと重要)
・仮定法(2020新学習指導要領)
一通り、文法項目を網羅した後は、過去問・長文問題や英作文問題に時間を費やし、その問題の中で再度確認したり、学校の授業と合わせて理解を深めていけば十分です。
特に自由英作文などでは関係代名詞など使う必要ないですしね。
◎我が家の場合スタディサプリのどの講座を利用するか
前回の導入記事でスタディサプリの基本的なことは記載しましたが、せっかく教科書別の基礎講座があるので、紛らわしくならないように、その教科書別で素直に学習するのも一つの方法かと思われます。
ただ、ピンポイントで先取学習するためには単発講座に限定したほうが効率は良さそうです。
知識ゼロ状態からでも、動画+無料テキストで基礎的な知識は十分理解できますので、テキストを淡々と進めるよりは、間違いなく理解が深まると判断しました。
応用編もあるのですが、背伸びして応用からスタートして中途半端な状態にするのだけは避けたいので安全策で基礎講座を選択。(途中でいくらでも変えられますが)
我が家が受講する予定なのは、
◎中3数学(共通版)
・第6章 円周角の定理
・第7章 三平方の定理
◎中3英語(共通版)
・第5章 間接疑問文
・第8,9章 関係代名詞
・第10章 現在分詞・過去分詞
・第11章 仮定法(2020新学習指導要領)
学習時間も考察したのですが、だいたい1講1.5時間程度と考えても数学だけなら4,5日でいけるはず。
同時に英語の先取学習も行うので、他演習問題込みでも1日5時間を先取学習に費やすとして、英数で10日間前後の短期勝負計画です!
夏休み期間なので1,2日は前後してもなんとかなりますしね。
8月中旬に模試があるはずなのでその後の日程ということになるでしょうか。
時間に余裕のある生徒、もっとしっかり学習したい生徒は、応用講座・入試実践講座ももちろん視聴&テキストを追加料金なしで手に入れられるので、さらに踏み込んだ学習も可能でしょう。
◎塾なし先取学習にチャレンジ!
先取り学習はやり方とタイミングを間違えると、授業単元との並走で混乱してしまう恐れがありますが、10~11月から入試過去問実践演習に入るには必要な学習です。
先取り学習は学習塾の専売特許でしたが、この『スタディサプリ』を利用すれば、近い環境を手に入れることができるかもしれません。
しかも、月額『2,178円』なので、我が家では息子の受験が終わるまでの1年間は契約継続してみようと思います。
全てをスタディサプリで学ぼうとは思ってませんが、部分的に使用しても1年間24,000円なら塾費に比べようもありません。
しかも密かに、下の小学6年の娘にも使用できそうだと。。。。
あ、一応契約者は一人なので、複数人で使用するときは複数契約が必要ですからね!
いや、全然1契約でも使用できるのですが。。。一応ね。。。
※自己責任でお願いします(笑)
(公式サイト)
ではこのへんで(^^)/