◎我が家に中学受験用問題集は無駄でした
以前、ある著者の教育本を読んだときに、学力を伸ばしたいときには基本問題だけではダメで、少し理解が難しい難問にも挑戦していくときこそ、考える力が伸びる、学力も向上する。というお話が載っていました。
我が家も、2年ほど前まではその考えに近いものがあり、中学受験するわけでもないのに中学受験用の難しい問題集(数学)を購入して、それを文字通り『やらせて』いました。
当時、小学生の息子はソロバンもやっていたせいか、計算力はまあまああるほうでクラスで行う百マス計算競争などで上位争いをしていたので、十分対応できるかとタカをくくっていたのでですが、これがなかなか難しい。。。
問題を解くのが難しいというよりは、小学生に難問を解かせる動機付けがあいまいのまま学習を進めていた形になってしまっていて、『難しい問題があったら、何度でも私に声かけてね』というスタイルでしたが、びっしり横についていて見てあげていたわけでもなく、結果的にこのやり方は失敗でしたね。
特に小学生は自分のレベルにあった(または少しだけ上の)問題の『できる!』『解けた!』を積み重ねていかなければならないと、痛感してます。
それくらい小学生~中学1年の自学・独学というのは難しいものですし、だからこそ進研ゼミのチャレンジタッチのような興味を持たせるシステムが人気なんでしょうね。
そのような、難問に挑ませていた結果、息子の中学1年の成績は振るわず親的には肩透かしくらったような感覚になりましたが、これは子供が悪いわけではなく、私の選択ミス、作戦ミス!
もちろん頑張っていた日もありますが、息子はちょいちょい答えをコピーしてその日の学習を終えたりした日もあったようです(笑)←後に白状
そのフェイクは中学1年の冬まで続いていたようで。。。。
当たり前ですが、やはり、塾の講師のようにはいきません(*´Д`)
それ以来、中学生の息子にも小学生の娘にも、決して無理はさせない勉強スタイルをとるようになり、いかにモチベーションが落ちないかを考えた教材選びに苦心しております。
◎学習習慣のためにルールを守らせる
中学受験組や偏差値70を超えるような高校受験では通用しないスタイルでしょうけど、一般的なご家庭なら、やはりとにかく基礎~標準問題を完璧にしたほうが、標準学力の子供はテスト得点力が上がると思われます。
難問に挑戦させる考えが間違いというわけではなく、うちの家庭環境と自学スタイルでは効果が非常に薄かったという個人差です。
結果、我が家ではいつのまにか『薄い問題集』が第一選択になってしまいました(笑)
まだイマイチ学習習慣がついてない、小学生~中学1年くらいまでの標準学力生徒は、我が家のような考え方が合っていると思いますよ?
結局出来上がった我が家のゆるーいルールは。。。
・頑張ればこんなのはすぐ終わると錯覚させる問題集の薄さ重視
・やる気が起きない時用にサクサク進む簡単な問題集も1冊くらいはあったほうがよい
・小学生時代から英数国の3教科は問題集を用意
・勉強量を時間で決めず、今日は4ページで終わり!のような短期枚数設定
(集中して解けば勉強時間は短くなるということ)
・ただし、まったく勉強しない日は絶対に作らない
・子供の気分や疲れ具合に合わせて、多少緩くしてあげる日も必要
(ただし2日連続で甘くすることはダメ)
・手の届きそうなアメを与える。ただしゲーム購入はダメ
・叱るのはテストの点数が悪い時ではなく、ルールを破った時
小学生時代に勉強嫌いになってしまったら、取り返すのに中学3年間かかります。
それでは高校入試までには間に合わない可能性が高い。
中学1年生の段階での目標は1にも2にも『学習習慣』です。
平日最低1時間は自分から学習するような子供ならうるさく言わずとも偏差値60くらいまでは必ずいくと思いますので、あとは自覚が芽生えた中学2年生あたりで、再度家庭でいろんな話をしながら学習を進めていけばよいのです。
正直、偏差値50以下のお子さんに塾なんて行かせても無駄!
学校の授業を真面目に聞いてないのに塾に行かせるっておかしいですよね?
スマホを自由に使わせておいて、全然勉強しないし親の言うこと聞かないから塾に放り込むなんて本末転倒なので、お子さんの将来を考えるなら、難関私立やトップ公立高校を目指していないご家庭は、塾に使うお金があったら一緒に旅行やキャンプ行って、良好な親子関係を作ったほうが必ず学力も上がりますよ!
なんか超個人的な見解に走ってますが、上の子の失敗を生かして、下の娘は基礎からの学習内容、詰め込みすぎない学習予定で中学入学時から偏差値65設定、高校入試は地域の上位校ではなくトップ校に入学する予定。
最近では親の誘導のおかげで娘本人が堂々と公言してますから(*'ω'*)
『勝手な思い込み』も大事です(笑)
サッカー漬けだった息子の小学生時代と違い、お遊び程度のピアノ、ダンス位なので時間的制限や疲労度は雲泥の差で、あらためてスポーツに打ち込んでいる子供に学習を両立させることは難しい作業なのだと感じています。
兄を踏み台にして、娘を羽ばたかせる!
今、小学生の娘は勝負の時の刀を研いでいる最中です。(どんな表現だ)
ではまた(^^)/(笑)