そろそろ現状の学力も把握出来てきて、目標となるような志望校・目標偏差値がおぼろげながら見えてきた時期でしょうか?
ただ、意識と取り組み次第では学力はグンと伸び、さらに上の目標設定をできるかもしれません。
中学生は1年間でそれくらい激的に伸びる・変化できる可能性があると思いますが、逆に2年生から学力の差が開き、ついていけなくなる生徒も多いはず。
なんとか目に見える成果を出して、お子さんの意識をグイッと上げていきましょう。
◎中2・1~3学期
通常授業時・定期テスト対策は1年時と変わりません。
定期テストで高得点を取れるように、日々の授業内容を復習し、できるだけ高いレベルの問題をこなしながら、確実に学力を積み上げていきましょう。
学校の宿題・課題を完璧にこなし、その上で、学習短期計画を実行できるようなスケジュールを立ててください。
ただし、1年とは違い、しっかり学習時間という『量』も意識できるようなお声かけも必要です。
通塾であろうと独学であろうと、学習の効率云々より必要な『勉強の絶対量』を確保しなければなりません。
勉強の『質』ももちろん大事ですが、それは勉強『量』が大前提。
通常平日時の確保が難しいとしたら休日の勉強時間確保が絶対に必要です。
我が家でも、土日の余裕がある日は一日最低4時間は確保するように心がけました。
中2の段階ではなかなか自主的に動けないと思いますが、通塾していない生徒にとっては、この時期から休日を生かせるかどうかで3年生時に目標に挑戦できるかどうか決まると思います。
・おすすめ使用教材
・学校のワーク、市販教科書ワーク
・英単語帳
最高水準問題は学力に応じて無理せず、基礎的なものもご検討ください。
特に数学は演習量大事です。
くれぐれも、基礎ができてるお子さん用ですので注意。
中途半端な状態で使用すると逆効果になります。
ただ、中1、中2の単元で難問を集めた問題集は他にあまりないので最高水準問題集は結構、貴重な問題集ですよ。
最高水準問題よりも少し難問度は下がりますが、ハイクラステストも3段階でレベルアップでき、紙面構成も非常に見やすい良い教材です。
ちなみに、似たような名前のハイクラス徹底問題集は偏差値70以上狙いの問題集だと思いますので間違えないように。(レベルに合わせてということ)
◎中2・夏休み
さあ、このあたりから高校入試問題を意識した勉強にシフトする時期です。
1学期の定期テストが終わった段階で夏休みの学習計画に移行するのが理想的です。
定期テスト終了~夏休み開始まで1か月はありますよね?
この時期を有効活用できたら、こなせる量が格段に増えますから。
当然学校の冬休み課題はこなすのではなく、しっかり身に付けるためにやること。
もう、わずか1年半後には人生の分岐点が来ることをご家庭でお話してください。
まだまだ周りも受験勉強を意識していない子が多いと思いますが、忙しい子ほど早めに受験勉強スタートさせる必要があるんです!!
この夏休みのうちに、1年生からの英語・数学の基礎分野、苦手分野は完全に無くすようにしました。
そして、長期休みを生かして社会・理科のこれまでの内容を復習しておきましょう。
基礎の反復で、社理の基礎記憶定着と英数標準レベル問題を完璧にこなせるように!
我が家では受験を意識して、この機会に社会・理科の参考書を購入した時期でもあります。
長期休みの学習は一日何時間とかで動くよりは、一日でやる範囲を決めて進めるほうが効果的です。
具体的に一日で〇〇と〇〇を何ページやる!まで決めて動くと完璧。
・おすすめ使用教材
英数に関しては既存の教材でもOK
忘れていることも多いので1年分野の標準問題中心から復習します。
基礎が身に付いていると判断したら、中1時に使用していた最高水準問題集やハイクラステストで難しい問題を選んで挑戦してみましょう。
学力に応じて、1年の復習ができる薄目の基礎問題集でもよいかもしれません。
社会・理科はまだそれほど力を入れる時期ではありませんが、教科書や既存のワーク等でここまでの範囲を復習する程度で十分です。
逆に国語に関しては、苦手だと感じている生徒なら積極的に学習量増やすように!
以前の記事の『システム読解』が終わっていたら、このシリーズの問題集に。
⓪~③まであって、3年生の初期までに②までは制覇するとよいと思います。
小学生用ですが、公立高校の漢字書き取りはこの範囲がほとんど。
苦手な子はこの時期から漢字力強化を意識しなければ間に合いません。
◎中2・冬休み
2年生の単元も80%終わっていると思うので、このタイミングで英語数学の1,2年分野の基礎・標準問題を徹底して行いました。
夏休みと同様に、2学期定期テストが終わったら冬休みスタートと考えてください。
※春休みも今後の長期休みは全て同様です!!!
社会・理科は、春休みに基礎固めを行うと決め、あえてここでは学習しませんでした。
中途半端になるのが一番よくない。
部活があろうと、練習試合があろうと、休みすぎないようにコツコツと頑張ろう!
模試を受ける場合は、あまり総合結果を求めすぎずに教科ごと(英数)の習熟度を確認。
・おすすめ使用教材
公立高校志望で1,2年の復習をやるなら、これがベストだと思います。
応用問題というよりは標準難度の問題集です。
公立高校の過去問で構成されてますし、正答率も載ってるのでモチベーション保持にも一役買ってくれます。
この2冊でわからない問題がないように、間違った問題は徹底的に潰しましょう。
英文法で曖昧な部分は参考書で確認ですよ。
国語読解も練習欠かさずに!
◎中2・春休み
春休みは短いです。
いままでと同様、3学期の学期末テストが終わったら、計画学習に移れるようにイメージしましょう。
この時期には、社会・理科の一通り復習をおすすめします。
休み明けには模試や新年度学力があると思いますので、そこでどのくらい定着しているかも確認できると思います。
・おすすめ使用教材
チャート式や教科書で単元ごとにインプットした後、演習問題に取り掛かりましょう。
参考書でインプット&再確認→演習問題を必ず自力で解く→自己採点→参考書で再確認→後日間違った問題をやり直す・見直す。
参考書や教科書を見ながら問題を解くのは厳禁!
理科・社会は入試直前にたっぷり時間をかけて、再確認・実戦演習していきますが、それまで復習ゼロで望むと暗記の効率が悪いので、長期休みごとに再確認していくべきです。
3年の前半では数学・英語中心に再びシフトしていくので、国語読解もこの時期までに一定のレベルまで持っていくように学習しましょう!
成績を上げるなら2年生までの基礎固めが勝負!
では、このへんで(^^)/